● タイミングは、まさに今!
姉を愛し、姉に愛される喜びを知るがゆえの、「姉ゲーム」大全!!
長い――長い冬の時代に、終わりが訪れて――
今、時代は確実に―――こんなにも―――姉を求めている!
愛されることを渇望(のぞ)んでいる!
全国の姉ゲーマーの皆様、大変お待たせしました。大全シリーズ第3弾、「姉ゲーム」大全、ようやくお届けできる運びと相成りました。
思えば、姉ゲーマーのたどってきた歩みは、決して日の当たる道のりではありませんでした。キャラ属性として、定番ではあっても、決してポールポジションを得られないという存在……しかしながら、それはもはや過去の因習です。このような本を作る事ができたという事実が、そのなによりの証明です。二年前の時点であれば、きっとこの「姉ゲーム」大全は、企画倒れに終わっていたことでしょう。しかし、現在ならば……そう、姉を求めるならば、今なのです。
姉を愛し、姉に愛されることを誰よりも望む姉ゲーマーの諸弟と、姉を知りたいと望みつつも、いまだ弟ならざる人の全てに、この本を贈ります。本書の発売が、すでに姉に愛される喜びを味わっている弟(ヒト)にとって、より広く深い姉世界の知識となることを。そして、いまだ弟に至らぬ方には、甘美な姉という存在を受け入れるための誘いとなることを、心より望みます。
なにはともあれ――
Welcome to this "elder sister's" time!
この「お姉ちゃん」時代へようこそ!
● 姉ゲーマーの視点から、徹底的に「姉」にこだわった紹介ページ――
『特選! 姉ゲー原色図鑑』
毎回恒例の、本書のメインともいうべき、姉ゲーム・姉キャラの紹介ページです。
通常のゲーム誌と比べ、字のやたら多いのが特徴ですが、それもそのはず。せっかくの「姉ゲーム」大全なのですから、その紹介文には、ちょっとしたこだわりがあります。
単なるゲーム紹介に留まらず、姉ゲームとして、姉キャラとしてはどうか、というディープな考察を交えた、姉ゲーマーによる姉ゲーマーのための紹介ページとなるようこだわりました。極めて偏った内容ですが、そもそも、本書のコンセプト自体が、姉に偏っておりますので。
ともかく、姉ゲーマーの方にはもちろんのこと、そうでないという人にも、「なるほど、姉萌えの人って、こういう偏った視点を持っているのか」という見方を楽しんでいただけると思います。
ちなみに、紹介する作品・キャラについては、本誌をご覧になってのお楽しみということで。姉ゲーマーの方々は、どうぞご期待ください。
本項で注目していただきたいのが、姉弟の関係を6つの要素に分析したステータスグラフ。これは単なる能力数値ではなく、それぞれの姉が持つ、個性のカタチを表したものです。姉ゲームを楽しむに際し、分析的な視点を持っている方には、巻頭のコラムを同時に読んでいただく事で、姉キャラについてより深い理解が得られることでしょう。
● シリーズ恒例、クリエイターインタビュー!
きゃんでぃそふと・タカヒロ氏が姉を語る!
妹・鬼畜と、大全シリーズの定番と化した感のあるクリエイターインタビュー、今回は、姉ゲーマーで知らない人はまずいないであろう、『姉、ちゃんとしようよっ!』シリーズのきゃんでぃそふと様にお願いしました。
今回、本誌の製作にあたって、きゃんでぃそふと様からは、このインタビューに関してだけではなく、全面的にものすごい勢いでご協力を頂きました。いやもう、本当に全面協力としか言いようのないほどのご協力を。この場を借りてお礼申し上げます。どうもありがとうございました。
回答をされた方はもちろん、同シリーズの企画・シナリオを担当されたタカヒロ氏。自ら「姉好き」を称される氏は、全ての姉ゲーマーにとっての朋友と呼ぶにふさわしいクリエイター。インタビュー内容についても、代表作の姉しよシリーズに関するものから、それこそ一人の姉ゲーマーとしてのものまで、多岐にわたっております。姉弟関係を描くにあたり、気をつけている点や、こだわりの部分に関してもお話をいただけました。姉しよシリーズのファンにとっては、まさに必見の内容です。
ちなみに、タカヒロ氏が子供の頃、とあるアニメのお姉ちゃんキャラが好きだったというお話を聞き、なんとなく姉しよシリーズの原点を見たような思いがしました。かくいうYU-SHOWも言われてみると昔あのキャラが大好きでした。水○優○ラブ。
<リンク:きゃんでぃそふと様>
● 他人のお姉ちゃんだけじゃ物足りない?
――現役シナリオライター・高嶋栄二氏による姉ゲー制作企画、
『姉ゲームのできるまで』!(注・あくまでHow toをお教えするページですのでご注意)
シリーズの通例どおり、「姉ゲーム」大全でも、ゲーム・キャラ紹介だけでなく、様々にコラム・企画を取り揃えておりますが、今回の目玉はなんといってもこちら、現役シナリオライター・高嶋栄二氏による姉ゲー制作企画、『姉ゲームのできるまで』です。
姉ゲーをプレイすることは、確かに楽しいです。しかし、この世界にどっぷりとはまってしまったからには、一度や二度は夢見るのが、自らの手で姉ゲームを作ること。自分の手によって作り出された、自分だけのお姉ちゃんキャラを……。
そんな願望を、少しでも現実のものとするための知識を、第一線で活躍されているライターである高嶋氏自らがお教えするという、なんともゴージャスな企画です。姉ゲームの製作という視点を超えた、プロの技術と魂を知る、良いチャンスかも?
単なる読み物として楽しむもよし、知識の一環として学ぶもよし、あるいは本当に、自らの脳内で作られた姉を世に知らしめるべく、修羅の道を歩む第一歩とするのも、すべては貴方次第です。
<高嶋栄二氏関連リンク>
(みるくそふと様)
高嶋氏がシナリオを手がけた最新作『夏ノ空』、絶賛発売中です。
しまぱんだけじゃなく姉キャラもちゃんといます。
● 充実の姉コラムの数々――あのアニメ会の方々も、熱烈姉トーク!
そのほか、各種の姉コラムも、本田透氏をはじめとする執筆陣によって書かれています。今回のゲストとして、「妹祭り」などでお世話になったアニメ会さんにも、姉について熱きトークで語っていただきました。さすがにこの方々だけあって、非常にツボをついたマニアックなネタばかり。姉ゲームというよりは、もっと広い姉キャラについての内容が中心ですが、軽妙に繰り広げられるオタトークを楽しんでいただけることうけあいです。
● ジャンルを越えて姉を求めるべし!
オールジャンル姉作品レビュー!
ステキな姉キャラは、なにも18禁ゲームの中にばかりいるのではありません。コミック、小説、そしてコンシューマー……ありとあらゆるメディアに、弟心を刺激してやまない素晴らしいお姉ちゃんはあまた存在しています。
本項においては、そのようなジャンルを問わず、これはと思う姉的作品をいくつもレビューしております。もっとも、中には、カラーページで紹介しようがなかった某姉キャラも仕方なく紹介していたりしますが、こちらで紹介している作品も、いずれも姉を愛する人にとっては必見というべきものばかり。ジャンルにとらわれず、あらゆるジャンルの姉に親しむのが姉好きにとっての王道でしょう。
また、オールジャンルとはまた別にページをもうけた、あの『30girl』のリリコさん大好きな(証拠)石黒直樹氏による4コママンガ限定企画、「4コママンガはお姉さんであふれてる!」も必見です。た、確かに盲点だった……4コママンガには、ステキなお姉さんキャラがやたら多い……。
● テキストや紹介だけじゃなく、お姉ちゃんそのものも!
理想の姉イラスト「姉のいる風景」
本シリーズには以前にも描いていただいている藤沢孝さんに加え、今回はヒロdorgさんという方にも、理想の姉、というモチーフでイラストを描いていただきました。なんと今回はカラーページで! YU-SHOWがちとシチュエーションのテキストを加えたりもしていますが、なにはともあれ、ステキなお姉ちゃんイラストをご堪能ください。
<絵師様リンク>
殺人仮設事務所(藤沢孝さん)
ぱらぼら(ヒロdorgさん)
● 今回も体験版などを多数収録、掟やぶりの姉D・V・D!
これもシリーズの恒例どおり、体験版などを多数収録したDVDが本書には付属しています。これが本当の姉DVD……といいたいところですが、実はこのフレーズのネタ元である『姉DVD−R』を、本誌でちょっとだけ紹介してたりするのはここだけの秘密です。
(注! 別に本書のDVDを使っても、DVD姉がブラジャーを脱いでくれるわけではありませんのでご了承ください。スロー再生機能のありません。たぶん)
● 発売日は2004年11月30日。本屋さんで恥ずかしがるべからず。
例によって、俺の住む鎖国地域である北海道などではやや遅れるでしょうが、とりあえず発売日は11月30日。本屋さん買うのが恥ずかしいからネット通販にしてもYU-SHOWは決して責めたりいたしません。むろん、世間体を乗り越える勇気を持った姉ゲーマーには崇敬の念を。
それはともかく、この「姉ゲーム」大全に関しては、YU-SHOW自らが企画・構成した本だということもあってか、思い入れもひとしおです。姉ゲームの紹介本というのはもちろんですが、それだけでなく、私YU-SHOWが10年にわたって培ってきた、萌えを「楽しむ」ための技術や理論をもって書いた、いわば奥義伝授書(姉の巻)的な側面もありますので、そのへんに興味のある方も、どうかご覧になってくださいませ。
私が心から楽しむ姉ゲームの良さを、一人でも多くの人に味わってもらえることを心から願います。
<姉ゲーム大全誤植修正>
こちらに。
<「姉ゲーム」大全を通販で購入される方へ>
<関連書籍>
「妹ゲーム」大全 → 紹介ページへ
「鬼畜ゲーム」大全 → 詳細は『しろはた』にて
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