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「妹ゲーム」大全


 INFOREST MOOK
 Animated Angels MANIAX ♯001
     「妹ゲーム」大全
2004年6月18日(金)発売
定価1470円(税込)

――妹を、知りたい。

妹とは何か。妹萌えとは何か。古今のギャルゲー妹キャラを大厳選してピックアップ、様々な観点にてご紹介。紙面を飛び交う、ほとばしる妹論の数々。妹、妹、いもうと、妹――!
人類史上初の「妹ゲーム」オンリームック本、ここに爆誕!

通販サイトのご紹介

● 人類史上初の「妹キャラ」専門誌! その企画理念と執筆陣

 人類が、「萌え」と呼ばれる概念を手に入れたのが20世紀後半。その「萌え」は主として極東アジアの列島国において急速に進化、そして細分化が進み、ついには21世紀を待たないうちに、その極北にして至高のひとつ、「妹」萌えを確立するに至りました。
 20世紀後半以降の萌え文化においては、その妹萌えの形は究極にまで概念化・定型化が進み、まさに妹萌えのルネッサンスと呼べる時代が到達しました。時代が妹を求めたのです。当ムックは、その妹世代(エイジ・オブ・シスター)を理解し、その現状を形として後世に伝えるため――

 ――といったお話は、まあさておき。

 さあ、祭りです。「妹」祭りの始まりです。そこに描かれるは、兄を慕いし妹の肖像。そこに魅入られるは、妹を求めしお兄ちゃんたち。キャラを語るもよし。時代を語るもよし。「妹オンリー」という蛮勇極まる企画を心行くまで堪能していただけるよう、その甘美でほろ苦い妹の味を、ありとあらゆるアプローチで提供することこそが、本誌『妹ゲーム大全』の主目的とするところであります。妹を知る人、妹を味わう人、そして、妹を求める人の全てに、この本を捧げます。

 執筆陣には、本誌の企画者でもある、『しろはた』の本田透氏を始め(本誌に茜がやたら多い理由の半分はこの人にあります→前科。残り半分はYで始まってWで終わる人のせい)『ペーパー・ムーン』のみやも氏、そして、あの電撃大王の名物編集こと石黒直樹氏らを取り揃えており、それぞれの切り口にて妹を語っております。加えて、何よりもまず、このある意味極まりすぎた企画を実現させてくださった編集の方々に、この場を借りてお礼と感謝の言葉を申し上げます。

 そして、本誌を手にとって下さった読者の方々へ。妹の世界へようこそ。

● 二次元世界の妹列伝! 『原色妹キャラ図鑑』

 当ムックのメインともいうべき、フルカラーの妹キャラ紹介ページであります。
 古今ギャルゲーの素敵妹たちを完全網羅……といいたいところですが、実のところ、「大全」と名乗るにしては、ずいぶん偏ったチョイスとなっております。恐らくは、「この妹を紹介しないとはどのような了見か」と思われる方も出てくることでしょうが、そのあたりはどうかご了承していただきたい。申し訳ありません。いちおう、巻末のリストにはかなりの部分が網羅されていると思いますが……。ともかく、妹の世界は果てしなく深く、そして広かった、とだけ言い訳させていただきます。

 その代わりといってはなんですが、こちらで紹介するのは、執筆陣が自信と情熱をもってオススメする特選の妹キャラばかり。そのため、文章の理性度や知性度が著しく低まった部分もところどろこ出てきておりますが、ともあれその熱量だけは折り紙つき。たぎる思い入れのほどを、存分に味わってください。もちろん、まっとうな紹介や考察もしっかり書かれておりますので。

 どの妹キャラが紹介されているか。それについては、本誌のほうでご確認ください。きっとどの妹も、諸兄らを満足させるものをもたらしてくれることでしょう。

● まさか――!? の、妹クリエイター(?)インタビュー!

 本年某日、YU-SHOWは悩んでおりました。原因は、ムック企画書に書かれた「妹クリエイターへのインタビュー」という項目。 「妹」という題で語っていただくならば、やはり妹について一家言ある人が望ましいのですが、妹ゲームは数あれど、妹ならばこの人というクリエイターというと、心当たりが見つからなかったのです。
 誰か、誰か納得のいく人物は――と思い悩むうちに、ひとつの結論へたどり着きました。

 ――その人物の描く物語には、どこか、妹のにおい・・・がする。

 その結論は、およそ「妹ゲーム」という言葉の持つ響きからはかけ離れたものでした。しかし、その数々の物語の本質を吟味すると、いや、むしろこの答えこそが、この企画にもっとも適しているのだ――と断ずるにさえ至ったのです。
 恐らくはこのインタビューページ、本誌でもっとも異彩を放っていることでしょう。しかし、それだけにその内容は鮮烈です。そしてその答えも、思ったとおり、この妹ムックにふさわしいものでありました。妹の熱さも、黒さも、甘さも知り尽くした達人(マスター)の答えの数々には、皆様にも是非目を通していただきたいのです。もちろん、氏のファンの方には、言うまでもなくオススメしたいところ。
 なにはともあれ、どなたにインタビューしたのかは、本誌をお楽しみに。

● ほとばしる妹論……っ! 妹コラムの数々

 本誌では、各種コラムの方も充実しております。妹ゲームに馴染みのないビギナーの方々を導く「妹ゲーム入門」や、各妹の特徴を踏まえた「なんでもランキング」、この手のムックにはつきものの「妹ゲームの年表&妹キャラクターの歴史」、本田透氏の筆が冴え渡る珠玉のコラム「なぜ妹に萌えるのか」。そして、ゲーム以外の妹にも触れた石黒直樹氏の妹漫画紹介等々。いずれのコラムも必見であります。

● 妹大好きハードボイルド小説『餓妹伝』

「飲るか」
「強くはありませんが」
「飲め。男には、飲まなければならない時がある」
「いただきます」
 ジョッキを受け取る。
 気の抜けた、ぬるい飲みかけのビール。しかし、たまらなく美味かった。
 楽しい時間。
 酒も時間も、妹が彩ってくれていた。

― 『餓妹伝』(妹ゲーム大全)より引用 ―

● 海千山千の妹野郎が、妹を語り尽くす! 妹座談会『兄の黙示録』

 本誌のライター陣が揃い踏んで、妹を語る、語る、語り尽くす――! ある意味、本誌の見解の総意がここに現れております。熱き妹トークがひたすらに繰り広げられますが、しかし普通の萌えというよりは、なにやら奇妙な方向へ話題が行ってしまっているような感も少々。シスプリなどのギャルゲーに限らず、恋風から、なぜかエヴァやZガンダムに至るまで幅広く。自分としても、本音というか心の奥底にある部分を改めて吐露できたという感じで、面白い座談会でありました。
 ……それはいいのですが、よもや再び、自分があの姿で描かれる日が来るとは思ってませんでした。ちと懐かしいフォームをご披露いたします。
 それと、冒頭の部分について、あらかじめ某派の方々に詫びさせて頂こうかと。いやまさか、あの部分載るとは思ってなかったんだよう!

● 付録は「妹」D・V・D! D・V・D!

 付録のDVDには、生粋の妹ゲーから、とりあえず妹的存在が登場するもの、妹に紛れて♂な子が出てくるものまで、新作を中心に、様々なゲームの体験版が収録されております。
 その数、なんと13本。いまだ知らぬ妹との邂逅にその身をうち震わすのもまた乙なもの。心行くまでご堪能あれ。

● 2004年6月18日(金)発売なのです。買ってくださーい。……コレデイイ?

 俺の住む北海道など、地方ではもう少し後になるでしょうが、ともかく18日以降、それ系の本も扱う大きめの本屋さんには出回ることになるはずです。
 でかでかと「妹」と表紙に書かれたA4の書籍をレジへ運ぶのは少なからず胆力を要求されるでしょうが、そこはそれ、男は度胸!(仮に女の子でも) なんでも試してみるものです。もちろん、amazonなどでももう少ししたら取り扱われるはずなので、それを待つのも大いにありです。

 なにはともあれ、頑張って書きましたので、お店で見つけたら、手にしていただければ望外の喜びであります。どうぞよろしく。

<「妹ゲーム」大全を、通販で購入される方へ>


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<関連書籍>
 洋泉社ムック 『この美少女ゲームで萌えろ!』洋泉社

「妹ゲーム」大全を作るきっかけとなった本。こちらでは、作品レビュー、ヒロイン紹介、メーカー記事などを書かせていただきました。

<レビュー作品>
家族計画(D.O.)、ファントム(ニトロプラス)、アトラク=ナクア(アリスソフト)、
秋桜の空に(Marron)、水月(F&C)、ほか十数作

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