バンダイナムコゲームスがいい勢いで赤字だ。
バンダイナムコグループ・リスタートプランなんていう
英語でいえば前向きに聞こえるでしょ的な自社再生策を施したりと、
そこそこに辛いごようすである。
元気にゲームを発売しているイメージがあったのにいつの間にそんな事になってたのかと思ったが、
冷静に発売されているゲームタイトルを見つめなおしてみると納得ができた。
「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大激戦」
120万本売れたというファミコンの「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境」の正統続編。
今でこそ色々と思い出補正がある人も多いと思うが、
”出せば売れる”時期のファミコン作品で
しかもアニメキャラとのタイアップだったからこそここまで伸びたわけで
冷静にみればただのキャラゲーである。
デッデッ デッデッ デーレレデレレレー♪
単調な曲と、当時親に買ってもらったであろう子供達には悶絶すぎる難易度。
迫力のボスバトルに行く前に、その辺のザコの体当たりで デーレレーレレー↓ とやられまくる鬼太郎。
アニメで大活躍、僕らのヒーロー無敵の鬼太郎が情けなく画面下に墜落していく様を観て、
当時の子供たちはシュールというジャンルを覚えるのだった。
(ちなみに当時の僕は、これで鬼太郎に思い入れがなくなりました)
そんなゲームの続編を2008年に出されても、なぁ。
あのゲームは流行ったんじゃない、売れたんだ。
その認識の違いから、この作品は企画段階で失敗している。
まだ、ファミコン版をそのまま移植したモードでも入れておけば、ターゲット層も広がって良かったかもしれない。
「ひらめきアクション ちびっこワギャンの大きな冒険」
ファミコン時代では割と旋風をまきおこしたシリーズ。
なんと14年ぶりの続編。
誰も覚えてませんでした。
ワギャンはゲーセンにも設置されてて、大声をぶつけてワギャンのリアクションを楽しむという遊びを提供してました。
一回だけ、どこかで観た記憶はある。
ゲームでは大声を出す側にまわり、ステージボスとの対決で
しりとりや神経衰弱などのちえくらべバトルをおっぱじめる。
特にしりとりが面白くて、裏読み探しをハマったものだよ。
クリア―ポイントを超えていれば負けてもOKという点も面白い。
2最終ボス「ワギャンよ……もういい おまえの かちをみとめよう…」
ちょww
うみのみちしるべ → べにてんぐだけ の流れとかアツいのだが、それも今は昔。
脳トレブームの効果を狙ったのであろう、
「ひらめきアクション」というあまり意味のなさげなサブタイトルを前につけて
頭の体操系のゲームである事をなんとかアピールしようとしたが、
タイトルが長すぎて肝心のワギャンの名前が希薄になってしまう結果となった。
なんか考えれば考えるほど、当然と言える結果の気がする。
久々に復活するエストポリスはあんなに注目されているのに、ね。 |
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