クビアカツヤカミキリからサクラ・ウメを守ろう 2026.7.7
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| 実習で被害について説明する講師。 |
成虫は6月初旬から7月下旬に出現
6月30日(火)午前10時から みどり市岩宿博物館のふれあい学習館で、令和8年度クビアカツヤカミキリ対策講習会(主催=みどり市SDGs推進課)が群馬県自然環境課自然環境係職員などを講師に開催され、市職員や市民ら14名が参加して開催されました。
前半は座学で、クビアカツヤカミキリの生態や防除方法について市職員の板谷さんから講習を受けて、後半の実習では県職員の柳井さん・星野さんによる幼虫の駆除方法(樹幹注入やスプレー剤散布)、成虫の飛散防止対策(ネット巻き)について実演が行われました。
「クスリの散布も樹幹注入も難しい」との感想が、被害にあっている参加者から聞かれました。
クビアカツヤカミキリは、驚異的な繁殖力と首(前胸背板)が赤く光沢のある黒い体が特徴です。1匹の雌が1000個以上の卵を産み、天敵のいない環境で爆発的に増殖します。2018年(平成30年)に特定外来生物に指定されてて、みどり市内では2020年(令和2年)頃から被害が確認されています。
これまで、市民や施設管理者(学校や行政区役員さんなど)を対象にクビアカツヤカミキリの防除対策のため講習会を開催しています。
桜やハナモモといったバラ科の植物に寄生し、幼虫が木の中を食い荒らしてしまうことで木を弱らせて枯らしてしまいます。幼虫の存在はフラス(木くずと糞の混合物)で確認できます。幼虫が小さい場合は直径約2mmの細いフラス、大きくなると最大8mm程度の太いフラスを排出します。フラスは5〜9月に多く見られるため、この期間に樹木を観察することが重要です。また、成虫は6月初旬から7月下旬に出現し、交尾・産卵を行うため、この時期の監視も防除に有効ということです。
「29日には、東町の小夜戸・大畑花桃街道や、わたらせ渓谷鐵道の神戸駅周辺の大切な観光資源のハナモモを守ろうと 樹木医の監修を建設会社の協力を得て地元の住民など約20人が集まり、市が提供した殺虫剤を使用して幹を中心にていねいに吹き付けました。 薬剤の散布は7月下旬にも行われ、今後効果を検証します」と同課課長の蛭間さんは話していました。
また、市では「クビアカツヤカミキリの撲滅大作戦」のチラシを配布し、クビアカツヤカミキリを見つけたら写真撮影し、SDGs推進課にメールで知らせてほしいと市民に呼びかけています。(詳しくは、チラシや市ホームページで)
日本の生態系や農林水産業に対して破壊的な影響を及ぼしている特定外来生物の一つのクビアカツヤカミキリは、サクラ並木の喪失など観光資源や地域文化の破壊をもたらし、果樹園の壊滅は地域農業の持続可能性を根底から揺るがすと指摘されています(国立研究開発法人 森林研究・整備機構森林総合研究所の要約より)。

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