給水車に列、笠懸の多くの地域で断水 2026.4.28
![]() |
| 水を求めて給水車に並ぶ人たち。 |
4月21日(火)午前7時半頃から、みどり市笠懸町の多くの地域で断水となり、群馬東部水道企業団が市役所笠懸庁舎などに派遣した給水車には多くの市民が列を作っていました。
市役所笠懸庁舎の北西約500mの道路では市が発注した歩道整備工事が行われていて、前日に水道管の仮設管への切り替え工事を行ったところ近くの接続部分に圧力がかかり、21日朝になってこの部品が外れたのが原因のようです。近所の人は「ボンといって水が吹きあがった」と話していました。
突然水が出なくなったり水圧が極端に下がったりしたことから、同企業団や市役所には問い合わせの電話が多数寄せられ、一時は通じない時間もあったようです。市では8時46分にLINEで、その後防災無線で市民に知らせていました。
同企業団では市役所笠懸庁舎のほか競艇場南駐車場や6区公民館に給水車を配置して水を求める市民に対応したほか、病院など緊急対応が必要な施設には車両で水を配送したとのことです。給水車に並んだ市民は、同企業団が配布した給水袋などに水を入れて持ち帰っていました。一般家庭では洗濯が途中で止まってしまったり、食事の用意やトイレが使えない状況になったりしました。また、美容室ではシャンプーができないことから営業をとりやめた店もあったようです。午後5時過ぎには復旧工事が完了した旨の通知がLINEで入りました。
なぜ笠懸のほぼ全域で影響が出たのか?
同企業団によると、笠懸地域へは、渡良瀬川とその支流の川口川から取水し、塩原浄水場を経て桐原配水池や鹿田山配水池からそれぞれの家庭に配水されているということです。西鹿田の一部や鹿田山北側の地域は桐原配水池から直接配水されていますが、そのほかの地域へは鹿田山配水池を経て配水されています。水道管は網の目のように張り巡らされているので、ふつうは1か所の漏水事故で広範囲に影響が出ることはあまりないのですが、今回は鹿田山配水池から近い地点で、管が枝分かれする前で事故が起きたので、笠懸のほぼ全域で影響が出たということです。また、笠懸地域は北から南へ向かって低くなっているので、北部の地域で早くから水が出なくなり、その一方、南の地域では配管の中にたまっていた水のおかげで少量は出たという影響の違いにもつながったようです。西鹿田の南部も鹿田山配水池から配水されているのですが、漏水事故があった地点より手前で枝分かれした管で配水されているので、大きな影響はなかったようです。
午後3時ころには修繕工事が終了し、午後4時前から通水が開始されましたが、同企業団では7班体制で、消火栓から水を出して濁りが無くなるのを確認する作業を午後10時ころまで行ったということです。

ホームへ