市政施行20周年記念式典を開催 〜みどり市 2026.4.7

PALで行われた市制施行20周年記念式典。
映画『赤土に眠る』のトークイベント。左から司会者、監督の金子さん、主演の藤原さん、須藤市長。

 みどり市は、笠懸町・大間々町・東村の2町1村が平成の大合併により誕生した県内12番目の市で、3月27日で20周年となりました。これを記念して3月28日(土)、市政施行20周年記念式典を笠懸野文化ホールPALで行いました。

 須藤昭男市長は冒頭の式辞で、「みどり市は平成18年3月27日に誕生して以来、着実な歩みで20年を迎えました。輝く人、輝くみどり、豊かな生活創造都市を将来像に掲げてまいりました。子育て環境や産業振興なども着実にやってきました。近年には、子ども施策で切れ目のない子育て支援に努めてきました」などと、これまでの歩みを振り返りました。また、「みどモスパ、グリーンパーク、滞在型宿泊施設など、未来に夢と希望をつなぐもの」とした上で、「市政の根幹は市民の幸せにある。幸せに暮らし、支え合える地域を作っていきたい」と将来の展望を話しました。

 第2部では、アマチュア考古学者で、岩宿遺跡を発見した相澤忠洋氏を題材にした映画『赤土に眠る』のトークイベントが、監督の金子雅和さん、主演の藤原季節さん、須藤昭男市長の3人を中心に行われました。

 冒頭でインタビュー映像やメイキング映像が上映され、撮影場所や撮影風景などが紹介されました。続いて行われたトークでは、主演を務める藤原季節さんは、初めて岩宿博物館を訪れるときに東京から約10時間をかけて自転車で来たことなどを話しました。これは、相澤忠洋氏が石器の鑑定のため、東京の大学まで自転車で行き来したことから挑戦したようです。撮影が全て終了したときに自転車で東京まで戻ったそうですが、それには14時間ほどかかったとのことで、「撮影ロスだったかもしれない」と話していました。

 映画『赤土に眠る』は現在編集作業中となっていて、令和9年3月ころに完成の予定です。須藤市長は、「国際映画祭にも出展予定」としていて、20周年記念映画としてだけでなく、聖地巡礼や町おこしの起爆剤としての期待があるようです。

【記者の目】 目白押しの大型事業

 みどり市は20周年に合わせるように大型事業が多数行われていて、5月には温泉施設の「湯〜トピアみどモスパ」のオープンを皮切りに、サッカーグラウンドや大型遊具を備えたグリーンパークが11月に、サンレイク草木に代わる滞在型宿泊施設の開業が令和9年1月に予定されています。このほか富弘美術館や岩宿博物館もリニューアルオープンします。

 令和7年度には人口増加の兆しも見られ、さらなる発展が期待されるところです。20周年というお祝いですから周年事業としてはこれでいいのでしょうが、次の10年、20年、そして50年後を考えるとき、みどり市が抱える課題や問題点の把握とそれらに対する対応などを考える機会としてはと思いました。

 祝辞で「一体感の醸成も進んで」という言葉を述べる議員も少なくありません。みどり市を構成する2町1村はそれぞれ異なる3つの郡でした。行政のバックボーンが違い、生い立ちや文化が異なります。物事を進めるにあたり、「どこか違う」と感じることは多々あります。「どちらが正しい」ではなく、「それぞれの考えを聞いて、お互いを理解すること」が必要ではないかと思う次第です。「人々が交わり、一体感を醸成するためにはどうしたらいいか」20周年記念事業が将来のみどり市を考える機会になることを期待せずにいられません。

 

 

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