利用者らが公民館大掃除と火災時の煙体験 〜笠懸町3区 2025.12.16

てきぱきと掃除をする参加者。
いざという時のために火災時の煙体験。

 12月7日(日)、みどり市笠懸町3区の役員や地区公民館を利用する団体の会員らおよそ50人が地区公民館の大掃除で汗を流し、その後、避難訓練と火災時を模した煙体験も行いました。

 地区公民館の大掃除は毎年12月最初の日曜日に行われていて、区長や公民館主事らを中心に、公民館を利用する団体に所属する住民が参加して行っています。恒例となっているだけあって、あぜかきを持参した人たちは子ども広場の草取り作業を行ったり、館内の掃除などは何の指示がなくても自主的に行われていました。

 テーブルを屋外に出して、その上で座布団を干すなど、一連の作業はスムーズに進みましたが、キャスターを拭く作業中にネジが緩んでいることが判明すると、機械に詳しい人が道具を持ち出し、10脚ほどのキャスターの修理が行われました。

 1時間ほどで掃除が終了した後に、調理室から出火したとの想定で避難訓練が行われました。同区では毎年様々な訓練や体験をしていて、昨年は地震体験車による揺れの体験を行いましたが、今年は火災時の煙の体験をしました。これは、テントの4面をシートで囲い、その中に火災を模した煙を充満させて火災時の煙の危険性を体験するものです。体験してみると、テントの中は真っ白で方向感覚がわからないだけでなく、煙に含まれた甘い匂いが感じられます。消防職員によると、「甘い匂いがするということは煙を吸い込んでいるということ」とのことで、軽い気持ちで体験したものの、実際の火災の場合は命に関わることだということが分かりました。

 

 

ホームへ