荒神山の下草刈り 〜住民の力で20年以上継続 2025.11.11

カタクリ群生地やハイキングコースで下草刈り。

 笠懸東小学校に隣接する荒神山の下草刈りが11月8日(土)、笠懸町第1区・2区・3区青少年育成区民会議の主催で行われました。参加したのは1・2・3区の各種団体のほか、笠懸東小学校PTAや同校の教職員、阿左美沼土地改良区らおよそ120人です。

 参加者は刈払機や鎌などを持参して入山し、カタクリ西群生地と東群生地のほか、ハイキングコースとなっている稜線の道など、それぞれが受け持つ区域に分かれ1時間ほど汗を流しました。

 荒神山の下草刈りは20年以上にわたり継続して行われていて、下草刈りを行うことでカタクリの自生を促すほか、地域住民の里山として親しめる場所を確保すること、笠懸東小学校児童の学習の場を整備することなどを目標に始まりました。

 近年は荒神山でイノシシが目撃されるほか、谷間の水分が多いところでは掘り返したあとが見受けられるなど、獣害が増加傾向にあります。また、今月に入り広沢町6丁目で熊の目撃情報がありました。広沢6丁目は荒神山を含む八王子丘陵に接していることから参加者らは、「熊が東小学校付近に来る可能性はある」といった会話が聞かれました。獣害の拡大を防ぐためにも里山の整備は欠かせない作業となりそうです。

 

 

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