みどり市がお米券を配布 〜非課税世帯に12月上旬から 2025.11.4

お米券配布について発表する須藤市長。

 みどり市は10月30日(木)に行った臨時記者会見で、食料品価格高騰重点支援事業として「お米券」の配布事業を行うことを発表しました。

 これは、お米をはじめとする食料品の物価高騰が続き、価格の高止まりが家計を圧迫するなど暮らしへの影響が長期化する中で、家計の負担を少しでも和らげるとともに市内での買い物を通じて地域経済を元気にすることを目的に、国の「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金(推奨事業メニュー)」を活用し、市独自の支援としてお米券配布事業を行うものです。

 対象となるのは、市内の令和7年度住民税非課税世帯、約4,900世帯。9月末のみどり市の世帯数は21,662世帯なので、2割強の家庭に配布されることになります。内容は、1 世帯あたり4,500円分の「お米引換券」(新米5kg相当分)を配布するもので、世帯主宛てに郵送されます。配布は12月上旬より郵送開始予定で、利用期間は12月中旬から2月28日までとなっています。

 地域経済の活性化も目的の一つとなっていることから、利用可能な店舗は“市内に本店を有し”お米を取り扱う店舗に限られていて、店舗は申請により登録することになります。登録された店舗では預かった券を金融機関で換金します。

 須藤昭男市長は、「年末年始に間に合わせたいため、12月議会を待たずに実施する。県内で最初の事業」と胸を張りました。また「4,500円分で新米を買ってもいいし、消費量が多い家庭ではカルロース米などを購入することもできる。みどり市内の米としたかったが確保に無理があった」とも話しました。

 お米券配布事業の総事業費は2,700万円で、このうち国交付金は2,172.7万円、一般財源から527.3万円となっています。

 

 

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