お楽しみ抽選会に一喜一憂 〜5区納涼祭 2025.8.19

祭りを盛り上げた笠響太鼓の演奏。

 みどり市笠懸町5区納涼祭は7月26日(土)、酷暑の中、15時から「子ども祭り」でスタートしました。屋外テントでは射的、ホールでは落書きせんべい、輪投げ、紙ヒコーキなどの遊具が用意され、子どもたちが次々にチャレンジし、様々な賞品をゲットしていました。

 公民館広場に設置された大型トラックを利用した舞台では、15時30分から「ノスタルジクス」による「昭和歌謡LIVE」が始まりました。続いてのカラオケ大会では、親老会カラオケ愛好会のメンバー5人が自慢の喉を聞かせ、子ども八木節、コーラ早飲み大会、地元の黒田昌宏・芳子夫妻による民謡の演奏と続きました。

 日中の炎暑の中という悪条件の中とあって、多くの観客が日陰やクーリングミスト付近に固まって観覧していましたが、熱演していた出演者には気の毒な状況でした。しかし、仲間の出演時には舞台前にも応援の塊ができて声援を送り、17人の子どもたちがそろいのはっぴを着て八木節を披露する場面では、カメラを構えた観客の列ができ、一生懸命習い覚えた笛や太鼓、そしてかわいい発声に拍手を送っていました。

 会場の北側には恒例の屋台が並び、かき氷、ビール、焼きそば、焼きまんじゅう、フランクフルト、焼き鳥などを求めて大勢の列ができていました。新しく導入されたキッチンカーでは、食べ物のほかに出店された金魚すくいならぬ「アヒルすくい」が子どもに大人気でした。初導入の野菜販売(なすの販売)は親老会が担当、荷物になるためか当初は売れ行き好調とはいきませんでしたが、宣伝方法や閉店直前の特売セールなど工夫を凝らし、完売したとのことでした。

 区長あいさつの後の夜の部は、「みなさんいっしょに踊りましょう」と桐生八木節桐雅会の音頭による八木節で始まり、こども花火大会、笠響太鼓(りゅうきょうだいこ)と続きました。地元在住の藤生久雄さんが代表を務める笠響太鼓は、5区納涼祭定番の花形イベントです。今年も息の合ったバチさばきで勇壮な響きを披露し、祭りを盛り上げました。

 子ども八木節の2度目の演奏が大きな拍手を受けた後、お楽しみ抽選会が祭りのフィナーレを飾りました。大勢が舞台を取り囲み、1等3万円のVISAカードを筆頭に14等のQUOカード(1,000円)まで、40本の当選番号発表に一喜一憂し、あちこちで笑いや歓声が沸き起こっていました。

 何事もなく無事に終了したことが大成功と思わせるほどの酷暑の中の納涼祭でした。祭りの時期や形はこのままでいいのか、そんな課題が浮かび上がってきたようです。

 

 

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