「Japan Eco Track」にわたらせ渓谷を登録 〜みどり市記者会見 2025.3.25
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わたらせ渓谷のガイドマップを持つ須藤市長。 |
みどり市は3月21日(金)の記者会見で、包括連携協定を締結している「モンベル」と協力し、トレッキング・カヌー・自転車など人力による移動手段で各地の豊かで多様な自然を体感し、地域の歴史や文化、人々との交流を楽しむ旅のスタイル「Japan Eco Track」(ジャパンエコトラック)にわたらせ渓谷を公式ルートとして登録したことを発表しました。
Japan Eco Trackは養老孟司氏が代表理事を務め、地域特性を生かした旅のルートを提案しています。全国では40地点が登録されていて、群馬県内ではわたらせ渓谷が初となります。登録されたルートは、わたらせ渓谷鉄道サイクリングルート(39.8q)や草木湖周遊サイクリングルート(20.2q)、みどり市町めぐりポダリングルート(18.7q)、赤城山麓ヒルクライムルート(90.4q)などバラエティーに富んだコース設定となっています。
また袈裟丸山登山折場ルート(10.2q)、袈裟丸山登山バラ沢峠ルート(11.9q)、袈裟丸山登山塔ノ沢ルート(12.4q)のトレッキングコース、草木湖を利用した草木湖パドリングフィールドの設定もあります。
体力の衰えが否めない筆者は、わたらせ渓谷鉄道間藤駅を出発点とするわたらせ渓谷鉄道サイクリングコースならそのほとんどが下りとなるため何とか走れそうですが、袋に入れて自転車に乗せる輪行スタイルとのこと。このちょっとした作業がハードルとなりそうで、「上毛電鉄のようにそのまま乗せられないか」と質問したところ「追々検討」とのことでした。比較的楽そうなコースを探してチャレンジとなりそうです。
英語検定助成事業の実施結果発表
みどり市は英語力を核に学習への意欲を高め、国際化や情報化、多様化に対応できる人材育成につなげるとして、英検3級程度の学力を有する者(CEFR A1レベル相当の英語力を有する者)50%を目指した英語教育に力を入れています。記者会見では、この事業の実施結果が発表されました。
対象は市内中学校3年生及び義務教育学校9年生、対象者396名に英語検定の受験料1回分を全額助成しています。今年度の成果としては準1級から5級までの受験者数は202名、そのうち合格者は107名で52.9%となっています。また、CEFR A1レベル以上を取得している割合は37.3%で全国平均の27.9%を大きく上回っています。
みどり市、組織改編
みどり市は、多様化する福祉のニーズに対する相談・支援の充実を図るとして、大間々庁舎の福祉センター化を進めることを発表しました。改編は4月1日と7月1日、10月1日の3回に分けて行われます。
4月1日の第1段階では、保健福祉部内に「こども未来戦略局」を新設し、こども未来基金を活用した「未来を担うこども施策」を図るとしています。また、生活環境課を「SDGs推進課」に名称変更します。このほか、介護高齢課に「介護認定係」を新設、健康づくり局スポーツ振興課内に「国スポ準備係」を新設。また、笠懸庁舎、大間々庁舎、東支所に市民サービス係を設置します。
第2段階の7月1日には、産業観光部、都市建設部、農業委員会事務局を桐生みどり消防署の北側にある農林業センターに移動します。10月1日には、大間々庁舎の福祉センター化を進め、笠懸庁舎から保健福祉部社会福祉課、介護高齢課、大間々保健センターから健康づくり局健康管理課を大間々庁舎に移動します。なお、笠懸庁舎と東支所には福祉関係の窓口を残すとのことです。また、市民部の組織改編に合わせ、国保年金係、医療助成係を市民課から分離し、保険年金課を新設するとしています。
→令和7年4月1日 みどり市組織機構及び庁舎配置表(PDF)