
町中で、道ばたで、「はてな?」「どうしたんだろう?」「なんでだろう?」と、不思議に思うことはないでしょうか。疑問に思っても、つい解明しないでそのままにしている人も多いのではないでしょうか。このコーナーではその「はてな?なんでだろう?」の解明にチャレンジします。
【はてな?
NO.1】 運動場の遊具が無くなってしまいましたが…
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以前はここにブランコや滑り台が… |
私は3歳の孫が遊びに来ると、笠懸運動場(総合グラウンド)に連れて行き、孫がブランコや滑り台にチャレンジする姿を見るのを喜びとしていました。ところがこの3月、久々に訪れてみると、なんと遊具がすべて跡形もなく無くなっていました。修理するとか撤去するという話も聞いておりません。いったいどうなったのでしょうか?
【実は・・・】
市役所に問い合わせたところ、「10月4日に専門業者による遊具の安全点検を行ったところ、『この遊具は危険であるため撤去・更新の必要がある』との判定が出ました。錆など老朽化が認められると共に、新しい安全基準に適合しないため、修理では間に合わず、新設するには予算がないので1月25日に撤去しました。」との回答でした。そして、「老朽化」や「新安全基準に不適合」についての具体例として、
・ブランコのボルト部分をはじめ、多くの箇所に錆が見られる。
・ブランコのチェーンのねじれが見られる。
・ブランコとブランコの間隔が安全基準を満たさない。(550mmで100mm不足)
・ブランコの台座と地面の距離不足。
・滑り台の滑降部分のすきまが不適。
・滑り台の踊り場が高すぎる(幼児使用の場合2000mm以下でなければならない。)
などが挙げられていました。
「この件を住民には周知したのですか」と聞いてみると、「周知しておりません。内部だけです」とのことでした。
以上の回答をもとに市長さんにメールで話を伺ったところ、概略次のような回答をいただきました。
「周知が徹底されずご迷惑をおかけしました。遊具による死亡や怪我等の事故例から安全基準が強化され、当運動公園の遊具はその基準に適合していません。老朽化も進んでいます。修繕するには新設に匹敵する費用がかかることから、安全を優先し撤去しました。社会体育館建設を期に運動場全体を整備する中で、遊具の設置も検討していく計画です。来春には鹿の川沼に充実した遊具を備えた広場もできるので、ご期待下さい」
楽しみに計画の推移を見守っていきましょう。(07.4.30)
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