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 歩いてみよう 

いつもは車で通り過ぎてしまう身近な場所を歩いてみませんか。きっと新しい発見があります。

 

 8 大たんぼを歩く

 猛暑の夏もやっと過ぎ、稲穂がゆれる「大たんぼ」を歩きました。第4回と同じように8区公民館を出発点としましたが、すぐに大たんぼに向かわず、岡登用水がどこを流れているか探検しました。山際を道路に沿って流れてきた岡登用水は、「北口」の集落を囲むように流れてから南へ向かい、広い水田地帯を潤して流れます。

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8区公民館入り口の反対側に細い道があるのでそちらへ進むと、右の畑の中にきれいなお堂がありました。「義兼八幡宮社殿」とあり、五輪塔がまつられています。右へ進むと門構えのある旧家があり、その屋敷の裏手を岡登用水が流れていますが、個人の家なので回り道をします。

8区公民館らから歩き始めます

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一度広い道路に出て西へ進み、100mほど行ったところを右折すると、突き当たりを岡登用水が流れています。このあたりの家には蔵が多く見受けられます。岡登用水は暗渠になりながら西へ流れ、田んぼに出ます。清水からの坂道を横切った用水は南へ向かい、大たんぼへと流れていきます。

岡登用水の流れを追って

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道がカーブしたところが広くなっていて、幼稚園バスの停留所があります。右折したところを岡登用水が横断していますが、用水沿いに道がないのでそのまま「和田」の集落方面へ進みます。田んぼに沿って左折すると、鹿田山前から遠く国道50号方面に大きく広がった水田地帯を見渡せます。ところどころ園芸用ハウスもありますが、まさしく「大たんぼ」です。

広々と広がる大たんぼ

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穂が出そろった水田は、水も豊富で、場所によってはシラサギ(コサギ?)などを見ることができます。この日は県道近くの減反した空き田んぼで餌をとる姿が見られました。県道に出たら左折します。医院を過ぎたところを岡登用水が横切っているので、気をつけて道路を渡りましょう。

県道を超えてさらに南へ

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ここからはほぼまっすぐ、約1.5kmほど道路に沿って岡登用水が流れています。農道なので車もあまり通りません。西には天神山、北から東にかけては鹿田山、稲荷山、琴平山と、笠懸の山々を望めます。田んぼごとに微妙に色が違う稲のみどりがさわやかです。用水の近くでは時々ハクセキレイが低空で飛んでいます。

50号沿いの店舗まで見渡せます
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涼しい風に吹かれながら用水に沿って国道50号まで歩くことができるのですが、帰りを考えると途中までがいいかもしれません。県道と国道の中間あたりを左折して300mほど行くと市指定天然記念物「カヤの木」と市指定重要文化財の阿弥陀三尊があるので寄り道してみます。長円寺の境内(今は知的障害者施設として使われている)にあるので、一声かけるといいでしょう。30mほど戻った交差点を右折していけば、そのまま8区公民館に突き当たります。

長円寺のカヤの木と阿弥陀三尊

ひとこと
 
今回のコースは約3km。国道50号まで行ってくると約5kmになります。大たんぼを歩くと散歩する人に多く行きあいます。今年の夏は記録的な猛暑でしたが、大たんぼは周りの住宅地や畑地より少し涼しいようで、寝苦しかった翌朝も気持ちよく散歩できます。稲の成長とともに大たんぼはいろいろな姿を見せてくれます。 (2007年9月3日)

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