 歩いてみよう  
いつもは車で通り過ぎてしまう身近な場所を歩いてみませんか。きっと新しい発見があります。
1 岩宿遺跡と琴平山
岩宿遺跡のある琴平山・稲荷山は全域が国指定史跡となっていて、昔ながらの雑木林が残っています。また、南端にある展望台からは笠懸野を一望することができます。今回は、岩宿ドーム近くの駐車場から歩きました。
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駐車場から「琴平山山頂入口」の標識に従って歩き始めます。ちょうど岩宿ドームの裏手を登る感じです。岩宿ドームは相沢忠洋氏が初めて赤土のなかから石器を発見した場所で、地層のようすが保存・再現されています。ビデオでの説明もあるので、帰りに寄ってみましょう。入場は無料です。 |

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少しきついのぼりもありますが、滑らないように気をつけて行きます。琴平山はコナラなどの落葉樹が中心なので、この時期、林の中はとても明るく、右手には鹿の川沼の水面が望めます。 |

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小さな山なのですぐに頂上です。標高196.2m。出発した駐車場は標高147mくらいのようなので、ざっと50mの標高差です。標識は見当たりませんが、三角点があります。 |
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さらに少し進むと右への分かれ道がありますが、このまま進みます。少し下って行った先が展望台(大間々扇状地展望台)です。この展望台は、突き出た岩場に作られていて、その名のとおり大間々扇状地と大きく広がる関東平野を見渡すことができます。すっきり晴れた日には富士山を見ることもできるそうです。眼下には総合グラウンドとパルの大きな建物が見え、笠懸野はすっかり家に埋め尽くされているようです。 |

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一休みしたら今来た道を先ほどの分かれ道まで戻ります。今度は分かれ道を左へ進み、配水地の下に出ると、左側は桜が植えられた斜面です。数年前まで分館連OB会が里山清掃を行っていたところで、整備されればお花見にもいい場所ですが、今はちょっと難しそうです。 |

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その斜面を回るようにして下って行くと田んぼに面した道路に出ます。岡上影能の墓(県指定史跡)は左へ行ってすぐです。右へ進むと鹿の川沼の土手と桜並木が見えてきます。鹿の川沼の対岸に岩宿博物館、その後ろにはどっしりと赤城山がそびえています。 |

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鹿の川沼を左に見て進むと、岩宿博物館・岩宿人の広場のすぐ東を通り、すぐに岩宿ドームの入口、相沢忠洋氏の銅像、道路の反対側には「史跡岩宿遺跡」の碑があって、最初の駐車場にもどります。 |

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ひとこと
琴平山の周辺は駐車場や公衆トイレもたくさんあります。今回は短いコースなので、鹿の川沼や、カタクリで有名な稲荷山も加えてゆっくり巡るのもいいでしょう。時間があったらぜひ岩宿博物館へ寄ってみてください。一般の入館料は300円です。(2007年2月8日)
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