奨学金制度を拡充、「教育」「子育て」ならみどり市!目指す 2025.2.18

臨時記者会見を行う須藤市長。

 須藤昭男みどり市長は2月10日(月)に臨時記者会見を開き、返還不要の給付型奨学金事業の創設や奨学金貸与事業の拡充を表明しました。

 みどり市では「みどり市こども未来基金事業」の第1弾として市内全ての小中学校へのエアコンの設置や屋内遊び場の確保、こどもの居場所づくりを、第2弾では保育料・給食費の無償化、保育士の給与改善を発表していて、今回が第3弾となります。

 新たに創設された「みどり市夢未来奨学金給付制度」は、経済的な理由で就学が困難な学生を支援することで、将来みどり市の発展に貢献できる人材を育成することを目的にしています。学業やスポーツ、文化芸術、海外留学など広い分野を想定していて、返還不要の給付型奨学金を支給するとしています。

 給付金額は年間の上限が100万円で、給付人数は10人以内を予定しています。給付要件は、みどり市の発展に貢献できる意欲のある者で、大学等に進学または予定している者となっています。所得に制限を設けていません。選考方法は書類審査と面接(市長、教育長など)となっています。

 また、みどり市奨学金貸与事業の拡充も合わせて発表されました。これは、みどり市への定住促進及び人口増加を目的としています。奨学金は高校生で年額12万円、自宅から通う大学生は24万円、自宅外の場合は36万円の奨学金となっていて、貸与を受けた大学等を卒業していること、市内に住所があり5年以上の居住意思があること、就業していること、などの条件を満たした場合、返還金を免除するというものです。

 みどり市は、これらの施策により結婚から出産子育てへの不安の解消をするほか、今回の奨学金制度により、子育て世代のニーズに応えるとともに転出の抑制や人口の増加につなげ、「教育」ならみどり市!、「子育て」ならみどり市!を目指すとしてます。

 

 

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