保育料・給食費完全無償化(0〜5歳児)など発表 〜みどり市 2025.1.28
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新しい温泉施設の完成予想図。 |
須藤昭男みどり市長は1月23日(木)、大間々庁舎で臨時記者会見を開き、こども未来基金事業として保育料・給食費の完全無償化と保育士等の給与改善、建設中の温泉施設の名称を発表しました。
これは、令和7年度予算編成に向け、議会全員協議会を経た後に発表されました。
みどり市は、こども未来基金事業(こども施策)を令和7年度の最重要施策と位置づけていて、結婚・出産・子育て・教育まで切れ目のない支援を図るものです。「安心してこどもを産み育てやすいまち・住んでみたいまち・住み続けたいまち」を目指し、第1弾として全ての小中学校へのエアコン設置、全天候型の屋内遊び場の整備、旧笠懸幼稚園を活用したい場所作りを既に発表していました。
第2弾の今回は、保育所等に通う児童に対し保育料と副食を含む給食費を完全無償化するというものです。これにより生後2か月で入所の場合、0歳から2歳児までの約122万円と、3歳から5歳児までの給食費約21万円の合計約143万円が保護者の負担減となります。これは県内12市では初の事業となります。なお、3歳児から5歳児までは国の幼児教育・保育無償化になっています。
また保育士不足を補うため、職員1人あたり月20,000円、東町で通勤がたいへんなちえのみ保育園は50,000円が給与に上乗せになります。これにより人材確保と就労定着離職防止を図るとしています。
このほか、庁舎建設基金と義務教育施設整備基金、社会教育施設整備基金を廃止し、公共施設等整備基金に統合するなど、あまり利用されていない基金を統廃合することも合わせて発表されました。
新しい温泉施設は「湯〜トピアみどモスパ」
令和8年度前半にひまわり畑の近くにオープンを予定している温泉施設の名称が発表され、「湯〜トピアみどモスパ」となることが発表されました。正式には3月議会での議決後に正式名となる予定で、現在は「仮称」となっています。
名称については公募によるもので、355人から270種の応募があり、その中から「みどモスパ」と「湯〜トピア」の案があり、選考過程でこの2案を統合して「湯〜トピアみどモスパ」となりました。新しい温泉施設は広さは現在の約4.5倍、露天風呂やサウナのほか、屋外の多目的広場や足湯などを備える予定です。
既存のかたくりの湯は、令和7年5月頃に源泉が停止され沸かし湯となるものの、市産間伐材を利用したヒノキ風呂やリンゴ湯、トルマリンやゲルマニウムを用いて温浴効果を高めて令和8年3月頃まで営業するとのことです。