1月12日(日)にどんど焼き 〜百品神社で新年の準備 2024.12.24

どんど焼きの櫓は本番まで空っ風にさらされます。
新年を前に新しいしめ縄がかけられました。

 年の瀬の近づいた12月14日(土)、みどり市笠懸町鹿の百品神社では、冷たい北風が吹く中、1月に行うどんど焼きに向けて竹の櫓の組み立てを行いました。翌日には、神社の鳥居と社殿に新しく作り上げたしめ縄を飾るなど、初もうで客を迎える準備も進めています。

 百品神社のどんど焼きは、地域の行事としてすっかり定着してきましたが、これまで会場として借りていた農家の田んぼは前橋笠懸道路(国道50号バイパス)の予定地としてすでに収用されていて、神社役員が新たな土地を模索していました。近隣の農家から理解が得られ、これまでの場所のすぐ近くで今回も実施できることになりました。

 鹿田山に竹林を所有する方から約20本の竹を譲り受けて田んぼに運び、それらを円錐状に組み立て、風に倒れないようにと四方八方にマイカー線を張って固定していきました。実施日は1月12日(日)午後2時からで、竹の櫓は季節風のさらされながら実施を待ちます。

 翌15日(日)にも神社役員が集まり、やはり農家から譲ってもらった稲わらで、神社の鳥居と社殿に飾る長さ約5mのしめ縄と、本殿と稲荷社に飾るその半分ほどの長さのしめ縄、計4本を編み上げました。太いところで直径10cmを超えるしめ縄を作るには、束ねた元を押さえる人、3本に分けた稲わらをそれぞれよじる人、つぎ足す稲わらを準備する人が必要で、ベテランのアドバイスを受けながら息を合わせて行います。1年ぶりの作業に初めは調子が出ないようすでしたが、2本目に取り掛かるころにはコツをつかみ、作業の役割を変わりながら順調に進めていました。でき上がったしめ縄はさっそく古いしめ縄に代わり鳥居などにかけられました。

 今年もあとわずか。皆さんにとって今年はどんな年でしたでしょうか。新しい年がすぐそこまで来ています。