古代米の脱穀体験と自然遊び 〜岩宿博物館米っこクラブ 2024.11.5

千歯扱きや唐箕を使って行われた脱穀作業。
小石を使ったもみ殻取り。

 岩宿博物館米っこグラブの親子とボランティア(古代米を栽培する会=会長木村喜美男さん)による古代米の脱穀が10月26日(土)午前10時から、岩宿の里公園の古代水田で行われました。稲刈りのときは天候めぐまれず泥にまみれて行われましたが、この日は農作業のしやすい曇りで、気温も心地よい中で行われました。

 稲束を“はざ”から外し、一束ずつを手に持ち、稲の穂先から籾を落とす脱穀を、千歯扱きと足踏脱穀機を使って交替で体験しました、その後、脱穀した籾を、昔から用いられている唐箕(とうみ)で風を利用して籾と藁くずやゴミなどに選別しました。

 子どもたちは、水田の畔でヌルヌルしたアマガエルや、ピョンピュン飛び跳ねるイナゴを追いかけて捕まえたり、石のベンチでは古代米の籾を小石で打ってもみ殻取りをするなど、秋の田での自然遊びも体験していました。

 そして、参加者の楽しみな昼食は、古代料理研究会(代表=関矢恵美子さん)が調理したのもで、4月に植え付けて秋に収穫した里芋がたくさん入った芋汁と、サツマイモの入った古代米のおにぎりを「ふれあい学習館」でいただきました。

 

 

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