「フォルテ」完成まであと一歩 〜桐生市場の余剰地 2024.8.20

完成間近の「ベルク」(左)と、姿を現した「スタバ」(右)。

 桐生地方卸売市場の南側で、国道50号線に面して開発が進められている「フォルテ桐生市場店」の建設工事が最後の追い込みを迎えています。「フォルテ」はスーパーマーケットの「ベルク」を核として、ドラッグストアやバラエティーショップ、コーヒーショップ、美容室などが店を構えるショッピングモールです。

 大規模小売店舗立地法による完成予定日は8月29日(木)となっていて、8月15日時点でメインとなる建物については北側の足場が撤去され、南面の工事が進められています。注目を集めていたコーヒーショップは「スターバックスコーヒー」で、足場が全て撤去されその全容が見えていました。駐車場については排水や配電工事などが残されていますが、舗装工事まであとわずかと言ったところです。建物の完成後に内装工事や開店準備が行われる模様で、おおむね1か月程度の期間が必要と思われます。

 現在は国道50号からの進入口にあたる歩道の切り下げが行われていて、工事中は国道に渋滞が発生しています。このほか、市場入り口の交差点とその東側の交差点までは100mほどの距離しかなく、現在でも夕方には信号待ちをしないと通過できないほどの渋滞が発生しています。このことから、フォルテ開業後にはさらなる渋滞も予想されることから、地域住民からは周辺の混雑や交通事故への懸念の声が聞かれます。

安心安全なまち作りをどうするか

 「フォルテ」周辺には「アクロスプラザ」や「ニトリ」、「カインズホーム」などの大型商業施設が軒を並べています。みどり市のマスタープランでは、商業施設と住居としての環境が混在する地域となっています。商業地域として発展させるだけではなく、安心安全な生活環境を整備していくための道路等のインフラ設備が求められています。マスタープランを都市計画に落とし込んでいく時期がすでに到来しているように思えてなりません。

 

 

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