第74回“社会を明るくする運動” 〜笠懸庁舎で伝達式 2024.7.23
![]() |
橋場会長から須藤市長へメッセージを伝達。 |
キャッチフレーズは「想う、ときには足をとめ」。毎年7月は「社会を明るくする運動」の強化月間です。みどり市では、各機関から寄せられたメッセージの伝達式が、7月10日(水)午前10時30分から、みどり市保護区保護司会とみどり地区更生保護女性会及び市担当部職員など35人が参加して笠懸庁舎第2会議室で行われました。
「内閣総理大臣からのメツセージ」をみどり市保護区保護司会長の橋場基さんが、「群馬県更生保護女性会長からのメツセージ」をみどり地区更生保護女性会会長の木暮喜美枝さんが、それぞれ須籐昭男市長に読み上げて伝達しました。
法務省が主唱する「社会を明るくする運動」は、昭和26年に始まり、全ての国民が犯罪や非行の防止と、過ちを犯した人の立ち直りについて理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、犯罪や非行のない安全で安心な地域社会を築こうとする全国的な運動です。政府では、平成26年12月、犯罪対策閣僚会議において、宣言「犯罪に戻らない・戻さない」を決定し、平成29年12月には、再犯の防止等の推進に関する法律に基づく「再犯防止推進計画」が策定されました。令和5年3月にはさらに内容を発展させた「第二次再犯防止推進計画」が策定されるなど、再犯防止対策に取り組んでいます。
これまでの取り組みを踏まえ、本年度の「社会を明るくする運動」では、犯罪や非行を防止し、安全で安心して暮らせることのできる明るい地域社会を築くこと、犯罪や非行をした人が再び犯罪や非行をしないようにその立ち直りを支えることを目指しています。
メッセージを受けて須藤市長は、「群馬県では、犯罪や非行が平成16年の42,643件をピークに17年連続で減少していましたが、令和4年度には増加に転じています。5年度は13,326件と31パーセント増加しました。いまコロナ禍前の経済状況に戻り、社会活動が活性化しておりますが、新型コロナウイルスの影響で孤独・孤立問題が深刻化し、市では、見守り・交流の場や居場所づくりを確保し、県・警察及び市町村が防犯ボランティア団体、保護司をはじめとする民間協力者、地域の多くの人々の協力により、その生きづらさに寄り添い人と人が互いにささえあうコミュニティを築くことで、安全で安心な明るい社会の実現に努めています。また防犯活動を積極的に実施することにより、安全・安心な地域社会の実現を図り、犯罪の起きにくい社会づくりに向けた気運を醸成するため、人と人とのつながりや、地域のコミュニティが大切だと考えています。大間々まつり・草木湖まつり・笠懸まつりや地域の祭りが開催されます。地域コミュニティを築く大切なアイテムとなっています。犯罪を未然に防げるイノベーション、孤立させない、地域の連携が大切です」とあいさつしました。
伝達式終了後、保護司と更生保護女性会では市内のスーパー等でチラシ、ポケットティシュを配布し、啓蒙活動を行いました