星野富弘さん“名誉市民”に 〜みどり市 2024.6.4
みどり市の須藤昭男市長は5月28日(火)に臨時記者会見を開き、4月28日に亡くなった旧勢多郡東村出身の詩画作家、星野富弘さん(享年78歳)を名誉市民に選出することを発表しました。また、「お別れの会」を6月21日(金)に富弘美術館で行うことも明らかにしました。
須藤市長は選出の理由について、「身体の障害を抱えながら優れた詩画の創作活動を通じ多くの人々に深い感動と生きる勇気を与え続けた」ことを挙げ、「最も名誉市民にふさわしい」と話しました。また、「これからも作品は多くの人の心に生きつづけると思う。美術館を核に、星野さんの生家や散策した鈴の鳴る道などの整備を検討したい」とも話しました。同市の名誉市民条例は昨年9月に制定されたもので、関連議案を6月定例市議会に提出し同意を得て正式決定する予定です。星野氏が初の名誉市民となります。
6月21日(金)、富弘美術館で「お別れの会」
「お別れの会」は、富弘美術館のロビーを会場に6月21日(金)午前10時から関係者約150人を招いて同館の主催で行われます。会の模様はYouTubuで同時配信するほか、会場にモニターを設置して関係者以外も見られるようにするとのことです。会は約1時間を予定していて、その後一般の人たちの献花を受け付けます。献花を行うための整理券の配布を午前9時から行うということです。富弘美術館は、お別れの会実施中は休館になり、会終了後は16時半まで無料で開放されます。当日は多くの来場者が予想されるため、市では東運動公園駐車場を臨時駐車場とし、無料の送迎バスを運行し、わたらせ渓谷鐡道神戸駅からも無料での送迎を行います。
星野さんを偲ぶ追悼展示コーナーが6月21日(金)から12月1日(日)まで展示室に設けられ、代表作品の「ぺんぺん草」などの展示や星野さんの歩みを物語る写真などの資料が展示されます。また、5月1日から設置されている記帳所は12月1日(日)まで引き続き設置されます。