ハイキングではスズメバチにご用心 〜荒神山 2024.5.28

トラップの中にはたくさんのスズメバチが…

 みどり市立笠懸東小学校前の荒神山に仕掛けられた“トラップ”で、多くのスズメバチが捕獲されています。トラップを設置しているのは笠懸町3区在住の岡田弘さんで、荒神山を週に数回散策する中で、スズメバチに遭遇するする機会が多いことからトラップの設置に至りました。

 トラップは、2リットルのペットボトルに焼酎300cc、穀物酢100cc、白糖100グラムを入れ、上部に2センチ角ほどの穴を開けたもの。およそ4〜5日で発酵が進み、スズメバチが好む匂いを発生するそうです。養蜂家の話では、トラップに入ったハチは危機フェロモンを発し、そのフェロモンに誘われたハチが次々と入り込むそうです。中には体長5センチはあろうかというおおきなスズメバチも捕獲されています。

 岡田さんの話では、「荒神山はみどり市だけでなく桐生市や太田市にもまたがっていて、複数箇所にトラップを設置していますが、どれも多くのスズメバチがかかっている」とのことです。また、「トラップが仕掛けてあって、スズメバチが飛び回っていることに気づかずにトラップのそばをハイキングしている人もいて、見ていて怖い」と話していました。

 行政では、スズメバチの巣が見つかれば駆除はするそうですが、見つけることは危険が伴い困難なため、トラップを仕掛ける意外に対策はなさそうです。

 

 

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