第3期桐生・みどり未来創生会議始まる 2024.4.23

委員に委嘱状を交付する須藤市長(右)。

 桐生市とみどり市の両市が、これまで以上に緊密に連携し、行政の効率化や市民サービスの向上を目指す「桐生・みどり未来創生会議」第3期の委嘱式が4月18日(木)午後6時から、桐生商工会議所で行われました。

 第1期は令和元年から始まり、公共交通や観光、防災・防犯、教育・学校間連携、水資源及び森林資源を活用した連携、スポーツに関する連携、公共施設の相互利用などが話し合われ、バスの相互乗り入れなどが実現しています。

 第2期では、公共施設のあり方として清掃・斎場・し尿・常備消防の共同事業施設の老朽化について見学や対応について話し合われたほか、広域観光では公共交通を活用し日光へ来る旅行者の目的地となるよう事業を推進することが確認されました。

 第3期では、あらかじめ委員にアンケートを取っており、スポーツ・文化観光イベントの共同開催やSDGsの推進、観光振興、地域ブランド化、起業家創出、空き家対策、廃校の活用、市有施設のこれから、子どもの体験機会の確保、中高生の居場所、小中学校の適正配置、小中学校の統合、花火大会の共同開催、桐生・みどり地域の未来の創生について、地域通貨について、民間各団体のイベントについて、サイクルツーリズムについての17のテーマが掲げられました。

 今回の話し合いの中で、委員から「人口減少の問題を話し合った方が良いのではないか」という意見が出されました。今後について荒木市長は、「17項目のうち2項目程度に絞って話し合いをしたい」と話す一方で、「テーマ以外も取り上げたい」としていて、両市及び事務局を務める職員の判断で今後話し合われる内容が決まってくることになりそうです。

 委員は、みどり市から須藤昭男(みどり市長、以下所属団体等、敬称略)のほか、永屋元之(みどり市区長会会長)、石埜茂(笠懸商工会会長)、山同善子(とまり木会長)、関口恵里奈(みどり市PTA連合会会長)、小倉一樹(みどり市商工会青年部部長)、丹泰優聖(大学生)、新井雄一(桐生法人会青年部本部会長)、蜂須一史(第2期桐生・みどり未来創生会議委員経験者)、宍倉淳一(みどり市地域おこし協力隊員)の10人、桐生市からは、荒木恵司(桐生市長)、山形賢助(桐生市区長連絡協議会副会長)、津久井真澄(桐生商工会議所副会頭)、近藤圭子(きりゅう市民活動推進ネットワーク理事長)、星野麻実(キッズバレイ代表理事)、新井慎吾(桐生青年会議所理事長)、星野琳泉(大学生)、栗原和人(桐生広域森林組合参事)、金井昌信(桐生市総合計画審議会委員経験者)、明石智治(桐生観光物産協会事務局長)の10人、合計20人となっています。

 

 

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