4年ぶりに荒神山で下草刈り 〜事業継続に課題 2023.11.14

篠が増えた斜面で作業をする参加者。

 笠懸東小学校に隣接する荒神山のカタクリ西群生地と東群生地の下草刈りが11月11日(土)に行われました。作業に当たったのは地元1区・2区・3区の行政関係者や地区公民館の主事とそのOB、阿左美沼土地改良区の農業関係者ら44人です。

 荒神山の下草刈りは、これまでは笠懸東小学校のPTAも参加していましたが、子どもたちが授業の一環として荒神山に入ることがなくなったことから今回は不参加となりました。そのため、「子どもたちの学びの場を守る」といういわば“大義”がなくなり、地域住民の地域へのボランティア精神に頼るものとなりました。

 荒神山はカタクリが自生する貴重な里山ですが、コロナウイルス感染症によりここ3年ほど下草刈りが行われていませんでした。その影響もあって、場所によっては篠が背丈以上に伸び、カタクリの自生地が狭まるとともにカタクリの数も減少していることが指摘されています。

 今回の下草刈りにより、大輪のカタクリが咲くことが期待されます。しかし、ボランティア精神に頼っているだけでは事業の継続も難しくなることが予想されます。

 

 

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