笠懸まつり、今年もボートレース桐生で開催 2023.10.3

来場者でにぎわう会場。
ステージでは笑いがあふれていました。

 第28回笠懸まつりがボートレース桐生を会場に9月23日(土)に開催されました。コロナ前は8月下旬に笠懸グラウンドで開催していましたが、3年ぶりの昨年は11月に時期を変え、会場もボートレース桐生に変更して開催されましたが、今年はまた時期を9月に変更して開催されました。

 まつり会場は観覧席に沿って南北に長く設けられ、その中央付近にステージが設けられました。ステージでは、子どもダンス八木節をはじめ大間々お囃子保存会連絡協議会による「祇園ばやし」の演奏や和太鼓演奏が披露されました。

 イベント広場では、横町神楽、沢入国際サーカス学校のパフォーマンス、お笑いのダブルネームによるギターを抱えてのものまね「福山雅治です」に、降る雨の中、会場は笑いで満たされていました。

 午後2時ごろには、第3・第4駐車場は満車でした。入場退場口は南口の一か所で、雨の中を退場する人と傘を手にこれから入場する人が行き交い、4時半時点の入場者はおよそ4,500人ということでした。

 各行政区テントの裏は、午後3時20分からの八木節パレードの出番にむけてはっぴ姿に準備する賑やかなようすがありました。パレードは各行政区がプラカードを掲げ、区長をはじめ婦人会、親老会の会員らがはっぴや浴衣姿で八木節踊りを踊りながら行われ、まわりには浴衣を着た小さい子どもといっしょにお祭りを楽しむ親子の姿なども観られていました。

ギャンブル場での開催に疑問の声も…

 私たちは、テレビなどで公営ギャンブルのCMを毎日何度目にするでしょうか、開催する自治体は財源として、ボートレース事業から市への繰入金・もろもろの税・就労場所と「ありがたい財源」であり、スポーツ・娯楽ととらえる流れが気になります。

 こんな記事が「朝日新聞デジタル」にありました。「ギャンブルの怖さを、指摘する声も多い、ギャンブル依存症に詳しい野田哲朗・兵庫教育大大学院教授(精神医学)は「スマホで簡単にできるようになり、依存傾向の人が増える環境が整っている」と懸念する。ネットはクレジットカードと同じで、現金を介さない分、賭け金の増加に抵抗を感じにくいという。「主催する県や市は、依存症を防ぐ予防策や啓発に力を入れるべきだ」と話した。」

 この町で一家離散・阿左美沼に入水自殺も経験してきました。「いくらカネを懸けても運んでも、ヌマは埋まらない」と冗談が交わされてきました。 

 

 

過去の記事indexへ