連日の猛暑の中、熱中症対策も大事 〜9区納涼祭 2023.8.8

八木節の演奏に合わせて踊る人たちの輪もできました。

 新型コロナウイルスの影響で中止が続いていた地域のお祭りが今年の夏はようやく復活を見せ始め、みどり市笠懸町9区の納涼祭が7月29日(土)、同区公民館広場で4年ぶりに開催されました。

 同区の納涼祭は毎回、区内の団体が模擬店を担当していて、広場には大型トラックの荷台を利用した舞台とともに、朝から組み立てを始めた模擬店のテントが午前10時ころにはぐるりと並びました。今年は最高気温が40度に近い猛暑日(酷暑日?危険な暑さ?)が連日続いていて、同区では各テントに大型スポットクーラーや大型扇風機を用意して熱中症に対処しました。

 暑い盛んの午後2時半からの子ども祭りで納涼祭の幕が開きました。子ども抽選会は暑さを避けて建物内のホールで行われましたが、午後3時過ぎから模擬店の販売が始まると、広場では友だち同士や家族連れで訪れた区民が久しぶりのお祭りの雰囲気を楽しんでいました。模擬店は懐かしい型抜きや輪投げなどのゲームのほかに、焼き鳥、から揚げ、フランクフルト、かき氷、カレーなどとバラエティーに富んでいて、どこも長い列ができていました。

 舞台とその前ではバンド演奏、カラオケ、子ども八木節、ダンス八木節、民謡踊りなどを繰り広げられていて、日が傾いたころからは各家庭に配布された抽選券と生ビール券を持った人たちも集まってきて、抽選の手続きを済ませると、ビールを片手に知り合いと久々の地区のお祭りの開催を喜び合う姿が見られました。

 八木節の演奏がこの地域のお祭りらしい気分を盛り上げると、納涼祭もいよいよ終盤で、祭典委員長(大澤敬治区長)・実行委員長(大澤秀一地区公民館長)のあいさつに続き、お楽しみ抽選会が行われました。

 最近の諸物価の高騰のあおりで抽選会の賞品数が減ったことを残念がる声もありましたが、長く地区役員を務めた経験を持つ男性は会場の人たちを見て、「若い人が多いねえ」と市内で一番人口多い行政区の久しぶりの納涼祭に感慨深そうでした。4年ぶりに地域の納涼祭がにぎやかに行われたことで、ふさぎがちだった気持ちが少し解放されたと感じた区民も多かったのではないでしょうか。

 

 

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