笠懸地域文化祭に向け本格始動 〜第1回実行委員会 2023.7.18

 

 令和5年度笠懸地域文化祭に向けた取り組みが、6月29日(木)に第1回実行委員会を開いて本格的に始動しました。

 笠懸地域文化祭は、笠懸公民館で活動する団体や個人を中心に、日常の活動成果を発表する場として長年取り組まれていて、交流を深めること、新しい学習活動を促すこと、地域文化の発展に寄与することなどを目的にして行われる秋の恒例行事です。

 今年、文化祭に参加申し込みをしたのは、展示部門32団体、イベント部門17団体、ステージ部門20団体の合計69団体で、この日の実行委員会には企画広報部員も含め80人ほどが出席して、文化祭の概要や組織運営、役員体制、取組テーマなどを取り決めました。

 それによると、開催日は10月14日(土)と15日(日)の2日間で、午前10時から開始し、終了は14日が午後6時、15日は午後4時となっています。役員については、実行委員長に金子和夫さん(企画広報部)、副委員長に須田敏行さん(展示部)、稲田茂昭さん(ステージ部)、菊池健兒さん(イベント部)が選出され、テーマは『「参加から参画」そして新しい仲間づくりへ』、サブテーマを「みんなの思いを乗せて」として取り組むとしています。

 文化祭ではステージ、展示、イベントの部門ごとの取り組みのほか、企画広報部の企画としてサーカスやミニトレイン、子どもたちのダンスライブ、ボルダリング、簡単工作、野外ステージライブ、トートバッグ染め体験などが検討されています。事業の詳細については内容確認がされる9月の第2回実行委員会までは分からないとのことです。なお第9波が懸念される新型コロナ対策については、現時点では制約はありませんが、市内や近隣市町村の感染状況を勘案しながら、状況が変わった場合に実行委員会で協議し具体的対策をとるとしています。

 今回、こうして実行委員会がスタートしたことで、気運も次第に高まっていくと思われますが、参加団体の一覧を見ると模擬店を企画しているのは5団体のみ。昼どきにまたがるイベントとしては少なく感じます。見る、食べる、体験する、これらが絡み合って祭りは賑わいを見せるものですが、寂しさが忍び寄って来る気配が感じられます。今回不参加を決めたサークルに話を聞くと、「サークルの規模が小さくなり、実行力が弱っていて、展示もイベントも無理」との話を耳にします。新規参入者が見つからないサークルはかなり多いようで、全体として行動力が萎えてきている感じがします。1団体での参加が無理ならば、複数の団体で共同して事業展開できれば良いのですが、それも難しいのが現実のようです。公民館は集い・学ぶ場であるだけでなく、結び・開く場でもあるはずなのですが、残念なことです。

 

 

過去の記事indexへ