一部建物で解体が始まる 〜桐生地方卸売市場 2023.6.20
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土地の賃貸に向け一部建物の解体が始まりました。 |
岩宿駅南にある桐生地方卸売市場の国道50号に面する建物の解体が始まりました。市場の土地は桐生市が所有するもので、あまり利用されていない土地を20年の定期借地で賃貸するというものです。
賃借人は食品スーパーの「ベルク」となる模様で、この計画については桐生市議会でも議論されているほか、オンブズマンもベルクに決まった経緯について情報公開を求める動きもありますが、桐生市はこの計画を推し進める模様です。
一方、みどり市では、岩宿駅を中心とした街作りのワークショップを行っていて、「駅南口の整備を進めるべき」という意見が多く出されました。桐生地方卸売市場の利用については、みどり市としても市の将来計画の大きな影響を与えるだけに、桐生市が進める土地利用は注目されるところです。
合併なら市庁舎?
平成の合併で誕生したみどり市ですが、その後に桐生で市長選挙が行われるたびに上がるのがみどり市との合併話。その時に市庁舎用地の第一候補となるのが市場の土地です。また、合併の話が進まない中でも、桐生市とみどり市は下水やゴミ処理、斎場などでお互いに負担をしながらともに歩む道を探ってきました。みどり市の一部からは、「両市が発展するような施設にしたかった、残念」といった声も上がっていて、このことが両市の関係に歪みが生まれないことを願うばかりです。