スマイルボウリング大会に100人超参加 笠老ク主催 2023.6.13
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どのレーンも真剣、そして和気あいあいでした。 |
「関東甲信地方が梅雨入りしたとみられる」と気象庁が発表し、いよいよ鬱陶しい季節に入った6月8日(木)、みどり市笠懸町の桐生大学グリーンアリーナで笠懸老人クラブが主催する「スマイルボウリング大会」が開催され、100人を超えるお年寄りが日ごろの練習で習得した腕を振るい、技を競いました。
この大会は、区対抗で行われる年に1度の恒例の大会で、上位3地区が市老連の大会に出場できる予選会を兼ねたものです。
スマイルボウリングは、ボウリングをアレンジした新しいスポーツで、子どもから高齢者までだれでも手軽に楽しめるとして普及しています。ルールは至って簡単で、チーム内の選手が順番に1sほどの専用ボールを転がして、10m先の10本のピンを全部倒すまでの人数で競うものです。人数(点数)が少ないほうが上位です。投球は一人1投ずつで交互に投げ、全部のピンを早く少ない人数で倒せるかがポイントです。
投球ラインの2m先に幅30pのゲートがあり、その中を球が通過しければならず、ゲートに球が触れればファール、投球ラインを足が踏み越えてもファール、投球ラインの1m先のころがしラインを球が転がらずに飛び越えてもファール、いくつかの決まりごとがあって、中でもやっかいなのが、ゲームごとにゲートが1mずつピンに近づけられることです。ゲートをくぐらせるのが徐々に難しくなり、ファールが増えていきます。全員で交互に20球まで投げられますが、ピンが残った場合は20プラス残ったピンの合計がそのチームの合計になります。
1試合の成績は4ゲームの合計で、対戦相手を変えながら5試合が行われました。第1投でストライクを出した人が2人(1区の小林美知子さん・3区の関根迪江さん)いましたが、ボーナスポイントはなく、そのゲームの得点は1のみで、4ゲームの合計で競われ、5試合行われる地区対抗ではベスト3に入れませんでした。
数多くの練習を積んだ区が好成績を収め、練習不足はそれなりの結果となったようで、1位は2区、2位9区、3位4区という結果になり、この3地区が6月22日(木)に大間々町の多世代交流館で行われる市の大会に出場します。
意外なほど皆が和気あいあいと楽しめた大会になっていたようですが、大会ではエアコンが1台しか稼働してなく、館内は蒸し暑く水を飲む場所も限られて、ハードな試合だったと感じた人も多かったようです。「ゴルフより疲れた」と漏らす参加者もいて、90歳を超える人も参加していましたが事故もなくて良かったものの、もう少し高齢者に配慮があっても良かったように思われる状況でした。
高齢者の事業は、高齢者大学、グラウンドゴルフ、輪投げ、スマイルボウリングなど、どれも賑わって行われていますが、参加者は年々高齢化しているようで、運営が徐々に難しくなり、定年後間もない人の勧誘獲得が課題となっているようです。会が高齢化すると活動期間が限られ、事業の継承も難しくなります。ここでも“エステナブル(持続可能)”には若い人の力が必須となっているようです。