今の公民館の課題は? 〜みどり市公民館大会に向け議論 2023.5.2
みどり市公民館大会の令和5年度開催に向けた2回目の実行委員会が4月27日(木)、前回と同じく大間々町の多世代交流館で開かれ、大会のテーマや内容などについて話し合いが行われました。
第1回の実行委員会では、中止になった前大会を継いで、「多世代交流」をテーマに企画していく方向でしたが、委員から「前回大会が直前になってコロナの影響で流れた悔しさもわかるし、その企画を実施したい気持ちも分かるが、こういう安易な継承はいかがなものか。公民館大会は今日の公民館が抱える問題や課題、公民館のあり方などを見つめ直し、公民館への理解を深めるためのもの。コロナの前と後では公民館を取り巻く環境は大きく変わってきており、公民館利用者は減り続けサークルも減ってきている。人々が交わることさえ制限されてきた。公民館のこれからを考えたらテーマは他にあるのでは」と異議が出され、再度検討し直すことになりました。
委員からは、「今の公民館は老人クラブのようになっており、女性が中心となっている。そんな中でICTやデジタル化が今日的課題となっている。共通認識を構築しにくいこれらの状況を公民館はどう捉え、これらをどう結び付けていくのか、考えるべきテーマだろう」「若い人たちをどう取り込んでいくかは、どの団体でもどの公民館でも切実な問題となっている。今後の公民館運営の重点課題だ」「公民館の主催教室や自主申請学級がコロナの影響で開けず、公民館からのサークル化への後押しが弱かったことだけが、サークル数の減少や利用者減小を招いた原因なのだろうか」「公民館を考えるたびに、東、大間々、笠懸の地域格差が大きいことに気が付く。最後に開かれた5年前からの変化と現状を再確認する必要がある」などの意見が出されていました。
いろいろな意見が出されていましたが、大会テーマや内容については話に進展がなく、この日出された意見を踏まえ、次回もさらに協議を重ねていくことなりました。こうして、次回を5月24日(水)に同所で開くことにして2回目の実行委員会が閉じられました。