笠懸公民館の職員を紹介します 2023.5.2
![]() |
副館長に着任した飯塚さん。 |
![]() |
公民館主査の板谷さん。 |
![]() |
公民館主事補の藤生さん。 |
みどり市の4月1日付人事異動で、笠懸公民館では2人が赴任して去り、3人が着任しました。職員数では昨年度より1人増で、従前の5人体制が復活されたことになり、コロナ後の館運営がよりスムースできめ細やかになることに期待がかかり、社会教育の充実が待たれます。
異動となったのは、副館長の小室智美さんと主査の植竹晴彦さんの2人で、小室さんは保健福祉部社会福祉課地域福祉係長として笠懸庁舎勤務となり、植竹さんは大間々図書館主査となり、それぞれ赴任して行きました。小室さんは、「残念です。また戻ってきます」と、笠懸公民館に専門職採用された者らしい言葉を残して公民館を後にしました。植竹さんはたった1年での異動となりました。
替わって着任したのは、飯塚由美子さんと板谷盛明さん、藤生咲喜さんの3人です。飯塚さんは、笠懸図書館主査からの着任で、笠懸公民館に専門職採用されてから3回目の笠懸公民館勤めで、副館長としての着任です。笠懸公民館を良く知る者が復任した形ですが、当の本人は「自分のできることを探っていきたい」と話し、理想と現実の乖離を知る者らしい慎重な言葉を述べていました。板谷さんは、生活環境課環境政策係長からの着任で、公民館主査としての勤務となります。板谷さんは公民館職が初めてだそうで、「新鮮な感じ。自分らしさを出していきたい」と話していました。藤生さんは今年度の新規採用者で、公民館主事補の立場です。「現在、楽しく職務に取り組めています。早く仕事を覚えたい」と、若さを隠さず初々しく話してくれました。
今年度の事務分掌も決まりました。それによると、館長は2年目の清水勝さんで、施設の管理維持などを責任者として行い、副館長の飯塚さんは公運審や公民館大会、笠懸地域文化祭、利用者の会などを担当します。板谷さんはこども祭りや地域公民館連絡協議会、館報、子育連などを担当し、3年目となる橋梨華さんは市民講座や高齢者大学、情報発信、文化協会、笠老連などを担当します。新人の藤生さんはお母さんと一緒教室や青少年学級、こどもの学び支援、婦人会、花の会などを担当することになりました。
生活課題や地域課題を取り上げて学習に繋げる、社会教育の中核施設としての公民館では、運営に長期的視点や長期的展望が欠かせません。しかし、肝心の職員が短期間で異動となっていて、事業運営に計画性をもったり戦略性を持たせたりすることが難しくなっています。これまでも多方面から指摘され続けてきた事柄ですが今回も短期異動が行われ、人事に改善の兆しが見えません。外見は立派な笠懸公民館ですが、人事異動に起因する事柄で内実が伴わないとすれば、余りにもモッタイナイ!