“学校がすぐそこ” 笠懸叶(かなえ)橋の利用始まる 2023.4.4

県道と線路の両方を渡る歩道橋。眺めもいいです。

 阿左美駅前歩道橋(愛称=笠懸叶橋(かさかけかなえばし))が3月31日(金)午後1時に、入り口を塞いでいたロープが撤去され利用が開始になりました。

 この橋は県道桐生伊勢崎線阿左美バイパスの拡幅に伴い建設されたもので、当初の計画は県道の北側と阿左美駅をつなぐものとして計画されていました。この計画では線路のすぐ南側にある東小学校への通学に使えないことや、南側に駐車場を設けることで車と電車の相互利用を高める“パークアンドライド”といった利便性の向上が期待できることから、地元住民からは「架線をまたぐ構造にしてほしい」との強い要望を受けて、県道と東武線の両方をまたぐ構造になりました。

 開通を見た近所の住民や、4月に笠懸東小学校に入学する子どもの家族は、「学校がすぐそこ、景色が良い」など、喜びの表情で初めて渡る歩道橋からの眺めを楽しんでいました。

 なお、照明器具は現在仮設のものであったり、登り口の舗装工事が完成していないなど、残された工事はあるものの橋の使用には支障はなく、新学期からは多くの小学生が通学に利用することになりそうです。