楽しくウクライナ料理を作りました 〜笠懸公民館 2023.3.28

ビーツを鍋に入れるヴォロジミールさん。

 「作ってみようウクライナ料理」が笠懸公民館で3月19日(日)午後1時から、ウクライナからの避難民でパティシエのマリーナ・ユディツカさんとボズコ・ヴォロジミールさんを講師に行われ、ウクライナの伝統的なスープ(ウクライナのボルシチ)と焼き菓子(ベリー入りバナナマフィン)を参加者24人で学びました。

 主催は笠懸公民館。マリーナ・ユディツカさんは、ロンドンやイタリアに留学し、パティシエとして母国でも活躍していました。「今回、皆さんにウクライナ料理を紹介するにあたっては不安もありましたが、お互いの国を理解するには衣食住を知ること。食事で皆さんとつながれてとても嬉しいです。マフャンはお父さんお母さんが仕事で留守のときに自分で料理しておやつにしていました。牛乳やバター、卵を使ってないのでアレルギーのある人も食べられます」と話してくれました。

 参加者は、お父さんと参加していた親子5組とお母さんと参加した親子6組、友だち同士で参加した笠懸西小6年生女子2人でした。お父さんやお母さんと参加した子どもたちも料理好きの人たちが多く、ウクライナ料理を作りたいと友だち同士で誘いあって参加したということで、ニンジンやジャガイモの皮むきに手慣れていました。同伴のお父さんの中には、ふだんはキッチンに立っていないお父さんや日常的に料理している実力者も参加していました。

 講師の説明は手話通訳を通じて伝えられ、ゆっくりとした進行が参加者にはちょうど良い時間の流れとなり、楽しく行われました。ボルシチ料理の時には、ヴォロジミールさんから「ビーツの扱いに注意してください。服などにビーツの色が付くと落ちません。明日トイレで驚かないでください。出てくるものもビーツの色をしています」とにこにこ伝えられ、「えー」と参加者もにこにこ。赤く染まってしまった手を見比べていました。

 作った料理は、家で待つ家族に持ち帰りしました。