32チーム120人が参加 〜第1回みどり市ボッチャ大会 2023.2.28

和気あいあいとゲームが行われました。

 みどり市教育委員会主催の第1回みどり市民ボッチャ大会が2月18日(土)、桐生大学グリーンアリーナ(市民体育館)で行われ、32チーム約120人が参加しました。

 みどり市は、2020東京パラリンピックで香港のボッチャチームのホストタウンになったことなどからボッチャの普及に力を入れていて、教育委員会によるボッチャ体験の出前講座もこの1年で30回ほど地域や学校に出向いて行われたということです。ボッチャクラブも各地にできてきていて、クラブの集合体であるみどり市ユニバーサルボッチャ協会も設立され、今回の大会は同協会が主管して行われました。また、須藤昭男市長は開会式のあいさつで、2029年に群馬県で開催される国民スポーツ大会(国民体育大会)・全国障害者スポーツ大会のボッチャ競技会場として、みどり市が名乗りを上げていることを明らかにしました。

 大会に参加したのは、市内のボッチャクラブや地域の団体などのほか、市内に事業所を持つ企業からの参加もありました。参加した32チームは4チームずつ8つのコートに分かれて、コートごとにリーグ戦形式でゲームが行われました。各コートでは勝敗にはこだわらず和気あいあいとゲームが行われて、狙ったところにボールが投げられると、敵味方問わず大きな拍手が送られていました。

 大間々町にある福祉事業所「にっこにっこクラブ」の職員と利用者のチームは、1ゲーム目では2エンドまで負けていましたが最終の3エンドで逆転勝ちしていました。メンバーの一人に「ボッチャのどういうところが好きですか」と聞くと、「全部好きです」と嬉しそうに答えてくれました。隣のコートでゲームを終えていたのは東ボッチャクラブの女性らで、「昨年11月に出前講座を受け12月にクラブを作り、今回が大会初参加です」と、ゲームは負けたということですが楽しそうに話していました。

 新型コロナの影響で人と人とのつながりが希薄になり、様々な行事や活動が消えかかっていますが、だれでも気軽に楽しめるボッチャをとおして、地域のつながりが深められたり、交流が広められたりすることを期待したいです。