笠懸図書館に富弘美術館がやってきた 2023.2.7

身近なところで富弘さんの作品を鑑賞できます。

 笠懸図書館で1月27日(金)から2月15日(水)まで、富弘美術館所蔵の花の詩画作品(複製)の展示が行われています。笠懸図書館では3年前、星野富弘さんの詩の朗読会を予定していましたが、新型コロナ感染予防のため中止となりました。今回は富弘美術館から企画提案がされ、両館のコラボ企画として実現したものです。

 笠懸図書館の新聞コーナーの壁や、カウンター脇のパネルに星野富弘さんの“詩画”が展示され、関連書籍やCDの特集も組まれて展示されていました。作品を鑑賞していた高校生のFさんは、自身でも絵を描いているそうですが、「すごいね、彼の作品は日本ばかりか世界でも知られていますね」と話し、同級生と「私の好きな作品はこれ」と指さしながら、互いに絵の色彩や好みの詩を語り合う姿がありました。作品を見た人に生きる喜びと感動を与え、優しくなれる空間が図書館にありました。

 1月28日(土)・29日(日)には、富弘美術館ミュージアムショップが出張し、美術館スタッフによる本やグッズの販売も行われました。来館者は、お目当てのカレンダーやトートーバックなど購入していました。そのようすを見て、美術館学芸員で担当の相崎さんが企画の手ごたえを感じているようでした。