岩宿博物館に繭玉飾り 〜養蚕の盛んな頃を思い出す 2023.1.24

みんなで繭玉を飾りました。

 1月12日(木)、岩宿博物館友の会の古代料理研究会の人たちが博物館のロビーに繭玉を飾り付けました。繭玉飾りは、小正月(1月14日から16日ころ)に繭の形にした「餅花」をミズキの枝にさして神棚に飾り豊かな実りを願う習慣で、養蚕が盛んだったころはどこの農家でも行われていました。

 10人の古代料理研究会の会員は、新年最初の料理として赤や白の繭玉作りといっしょに古代米の黒米も繭の形に成形しましたが、手のひらと指使いで繭を作るのに一苦労したようです。

 博物館では1月22日(日)まで、第26回友の会展示「サークル活動展2022」を開催していて、会員力作の土器や石器など1年間の友の会の活動成果を展示しています。古代料理研究会の人たちは繭玉飾りの飾り付けを終えたあと活動展を観覧するとともに、昨年12月に相沢千恵子さん(岩宿遺跡を発見した考古学者相沢忠洋さん妻)から寄贈された常設展示の槍先形尖頭器や相沢さんが愛用していた自転車、バイクなどを見学してきました。