全容が見えてきた「笠懸まつり」 〜会場は桐生ボート 2022.9.13

会議であいさつをする石埜大会長。

 これまでの笠懸総合グラウンドからボートレース桐生に会場を変えて、11月5日(土)に3年ぶりに行われる笠懸まつりの第4回企画委員会第1回イベント部会の会議が9月7日(水)、笠懸商工会大研修室で行われました。プログラム案が示され、まつりの内容が明らかになってきました。

 会場を変えた理由としては、これまで雨天によりまつりが中止になったことがあるほか、出入り口が限られていることなどからコロナ対策が取りやすいこと、高齢者からは夏の暑さは厳しいなどの意見があったことなどがその理由に挙げられています。開催時期が11月になったことについては、「ボートレース桐生の会場が空いている時期がここしかなかった」と関係者は説明しています。

 示されたプログラムによると、八木節や子どもダンス八木節のほか、よしもとお笑いライブ、商工会青年部が担当するe-スポーツ、笠懸音頭、笠響太鼓、横町神楽、沢入サーカス学校の大道芸などが行われます。また、子ども向けのイベントとして竹灯籠作りなどが行われます。その一方、会場がボートレース場に沿って細長いことなどから、これまで行われた各種団体による踊りパレードは行われません。

 大会長を務める石埜茂商工会長は、「会場や日程も変わりましたが、来年以降を見据えて今年のまつりを成功させたい」とあいさつ、来年以降も同会場で行うことをうかがわせました。参加者からは、「八木節で参加することを初めて知った、急いで練習しなくては」といった声もありました。また、ここ2年間まつりが開催されてこなかったことから、各行政区の区長の多くはまつり運営の経験がなく、大慌てで準備を進めることになりそうです。

 主催者側は、「まつりの参加者は行政区関係者だけではなく多くの市民が集まっている」と話しますが、子ども八木節や踊りパレードはなく、10行政区のうち4行政区の八木節が参加するのみと、寂しい状況となっています。まつり当日まで2か月を切って、どれだけ地域住民を巻き込むことができるかが成否のポイントになるかもしれません。