“レスキューホテル”がみどり市に進出 2022.8.9

造成工事が始まった建設用地。

 コンテナを利用した“レスキューホテル”建設に向けた造成工事が、県道桐生伊勢崎線阿左美下原交差点から100mほど桐生よりの地点で始まりました。進出するのは「HOTEL R9 The Yardみどり」で、2023年1月ごろの開業を目指しています。運営は株式会社デベロップが行います。

 このホテルはコンテナを客室として利用したもので、トレーラーに乗せられたままの状態で営業します。そのため、災害時などにはトラックをトレーラーに接続することで被災地へ運搬することができ、避難所等の役割を果たすことができます。今年に入ってからは栃木県で新型コロナウイルス感染症に対応する臨時医療施設として利用されるなど、機動性と汎用性が高いもので、そのため“レスキューホテル”とも言われています。

 出店場所をみどり市にしたのも、ハザードマップで桐生周辺を探したところ、水害や土砂災害のおそれがないことからこの場所が選ばれました。運営するデベロップ社はすでに近隣の複数の自治体と災害協定を締結していて、現在、みどり市とも協議を進めています。

 なお、ホテルの内容は、客室数33で、ダブルルームまたはツインルームの広さは13u、コーヒーコーナーや無料軽食コーナーのほか、コインランドリーなどが併設されます。