岩宿駅周辺まちづくりワークショップ始まる 2022.7.12
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前橋工科大の学生も参加して行われたワークショップ。 |
岩宿駅周辺まちづくりワークショップが7月2日(土)、地域住民や小中学校の関係者、みどり市観光物産協会、スポーツ協会のほか、まちづくりの視点として前橋工科大学の学生、都市計画課の職員を含む34人が参加して笠懸公民館で行われました。
これは、岩宿駅周辺のにぎわいづくりや、体育館・公民館・文化ホールなどの拠点施設へのアクセス向上など、めざすべき町の方向性や戦略のヒントを得ることを目的として行われたものです。
ワークショップはAからDまで4つにグループが作られ、各グループは「ボートレースコース」「駅・駅広周辺コース」「駅から公民館コース」「岩宿遺跡周辺コース」に分かれて、それぞれ現状把握を目的とした見学を行いました。
見学後に公民館に戻ると、グループそれぞれで、よかったと思うところ、よくなかったと思うところ、改善に向けてのアイデア、現地調査で感じたことなどを付箋に書き込んで表に貼り付けていきました。各自が感じたことを討論したり、問題把握を深めるための作業は十分に行われませんでしたが、グループのリーダーを務めた前橋工科大学の学生が発表を務めました。それでも、「南口に渡る歩道橋が暗くて怖い」といったものや、「沼見橋北側と国道50号をボックスカルバートでぬいて歩道を作ったら、グラウンドや体育館に徒歩でも行きやすい」などの意見が出されました。
須藤昭男市長は、「岩宿駅はみどり市内で最多の利用数があり、岩宿駅の改修に取り組みたい。岩宿駅東の踏切も危険で道路改修も含めてまちづくり全体に取り組みたい。4回の会議(ワークショップ)を経て提言してほしい」と期待を述べました。
筆者も委員として参加して
市長はかねてから線路の上を駅舎にする線上駅を公言しています。また、北口は駐車スペースが少なく、送迎に苦労をしている実態があります。8月18日に行われる第2回ワークショップでは、整備方針図を検討することになっていますが、わずか10分程度の現地見学で得た情報を深掘りすることなく進められることに一抹の不安を感じるものとなりました。