3年ぶりに開催できるか?! 〜笠懸地域文化祭第1回実行委員会 2022.7.5

 

 コロナ禍によりここ2年間中止となっていた笠懸地域文化祭が、ほぼ全参加団体が出席して6月30日(木)に第1回実行委員会を開き、今年度の開催に向けた具体的な取り組みが始まりました。

 実行委員会の冒頭、清水公民館長はあいさつで、「コロナはいまだ出口が見えないが、実施の方向で進んでいく」と開催に意欲を見せ、開催日を10月15日(土)と16日(日)の2日間、参加団体は展示部門33団体、ステージ部門18団体、イベント部門15団体の合計66団体、15日(土)の午後に行うダンスライブに24団体が参加して、合計90団体の参加で実施すると状況の報告がありました。なお、検討中のイベント企画として、サーカスやミニトレインなどを挙げています。

 コロナ対策としては、来場者及び参加者の検温やリストバンドの着用、来場者の記録書(住所・氏名・電話番号等)の提出、ドアノブ・手すり等の定期的消毒、出入口は1か所のみでサーモグラフィーカメラを設置、施設入り口での人数制限(公民館は600人、パルは481人)、ステージは日曜日の1日限り、展示では説明者を置かない、飲食は専用の場所を設けるなど、部門ごとに細々としたルールを設けて臨むほか、成果発表の機会とすることを最優先とし、集客を目的としたイベントは抑えるなど、感染リスクの高い内容は控えるとしています。また、模擬店などでは、その時の感染状況によりテイクアウトのみとするなどの対応も検討するとしています。

 この日の実行委員会では、実行委員長に野富由美さんを選出し、副委員長には各部会長が当たるとしたほか、文化祭実施要項なども承認され、その後、各部会に分かれて協議を重ねました。各部会ではステージで精廣美千江さん、イベントで星隼人さん、展示で松榮準治さんを部会長に選出したのち、細部の詰めや次回の会議日程を取り決めて、この日の実行委員会を閉じました。

 果して文化祭の準備はこのまま順調に推移していくのでしょうか。市井では、またぞろコロナの感染拡大が見受けられており、文化祭では今後飲食を伴う模擬店を中心に参加を辞退する団体が出るやもしれません。地域文化の継承が途切れることは悲しいことですが、かといって乾坤一擲で文化祭を開くのもつたない。実行委員会には臨機応変に、思慮深く万全の態勢で取り組んでほしいものです。