深夜に歩道橋橋梁の設置工事 〜阿左美駅前 2022.6.21
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大型クレーンで釣り上げられた歩道橋橋梁。 |
県道桐生伊勢崎線阿左美バイパスの拡幅と阿左美駅移設に伴い、新たに工事が進んでいた阿左美駅前歩道橋の橋梁部分の設置工事が6月17日(金)の深夜から翌朝にかけて行われました。
夜10時ころから阿左美バイパスの阿左美駅周辺を通行止めにすると、大型クレーンが道路の中央付近に移動しました。足場の養生やクレーンの転倒を防ぐおもりの設置などおよそ1時間かけて橋梁を吊る準備が行われました。
午後11時40分、工事関係者や近隣住民が見守る中、橋梁にワイヤーがかけられると長さ約20m、重さ15tを超える橋梁がゆっくりとつり上げられました。両端にかけられたロープで角度を調整しながら、道路の南北にあらかじめ準備された橋脚にゆっくりと下ろされました。
この日設置されたのは橋梁のみで、中央にスロープが着いた階段の設置は後日行われます。また、この歩道橋は、当初県道をまたぐだけの予定でしたが、「東武線の南側には笠懸東小学校があるため、通学路の安全確保のために東武線をまたぐ構造にしてほしい」という地元住民の強い要望を受けて、県道北側と阿左美駅、東武線の南側の3か所から利用できる構造になります。東武線をまたぐ工事は2期工事になるため、全てが完成するにはまだ時間がかかるようです。