人気の鹿田山フットパス 〜今年1回目の草刈り 2022.6.14

66人が参加した草刈り。こちらは手作業班。

 6月4日(土)午前8時から、みどり市笠懸町の鹿田山で、鹿田山環境保全ネットワークの会員ら66人が参加して、今年度1回目の草刈りが行われました。

 平成26年6月から始まった草刈りは、年5回、6月から10月の毎月第1土曜日の午前8時から約2時間、同ネットワークの会員や地元の人も参加して続けられています。今回はみどり市農林課の人たちも参加していました。

 青空に白い雲、心地よい風が吹き抜け、静かな丘陵に草刈り機のモーター音が響き渡ります。前日の雨で草が少しは抜き易いようでしたが、今年度初回の作業であり、根を張り高く伸びた草との戦いはたいへんです。鹿田山には、散策路に木材チップを敷いた足に優しいフットパスがあり、散策に訪れる人も年々増え、少し傾斜のある丘陵は体調を崩した人のリハビリにも利用されています。四季折々に菜の花やシャクヤク、クリンソウなどの花が目を楽しませます。今は蕎麦の白い花が満開で、その上をモンシロチョウが何匹も舞っていました。

 同ネットワーク会長の新井巌雄さんは作業開始に臨み、「新聞紙上に度々取り上げられることは、毎回ボランティアとして参加していただける皆さんのお陰です」とあいさつしました。たくさんの人たちの優しさと努力でこの環境が保たれていると感じます。

 フットパスとは、イギリス発祥の言葉で、歩くことを楽しむ農地周辺の通路“歩行者の道”のことで、歩きながら自然を楽しむレクリエーションの場所です。雨で、敷いたチップが流出することもあり、近くの渡良瀬特別支援学校の生徒が、散策路の所々に置かれたチップで補修してくれています。