泥んこになっても大丈夫 〜岩宿の里米っこクラブが田植え 2022.6.7

青空のもとで昔ながらの田植え。

 5月28日(土)午前10時から、岩宿の里公園古代水田において、岩宿の里米っこクラブの田植えが行われました。帽子をかぶり、丈の長い靴下を履き、短いズボンなどの服装で、泥に汚れ水にぬれても大丈夫な身支度で18人の米っこクラブの子どもたちが田植えの体験をしました。

 この日から群馬県内の新型コロナ警戒レベルが「1」に引き下げられました。空は晴れて日差しは強く、吹く風は木々の青葉から吹きぬけていました。警戒度が引き下げられたことで、水田では、古代米の会(会長=木村喜美男さん)の11人のボランティアと博物館職員、米っこクラブの子どもたちとその家族、合わせて50人ほどが、会長さんからの田植えの方法と説明を受けて、古代米(黒米)の田植えを行いました。

 市内大間々町から今年初めて参加したという仁尾ゆいさん・るみさん親子の姿を、父親の順和さんが立派な三脚にカメラを構えて「家族の思い出の記録です」と撮影に力を込めていました。

 田植えの佳境が過ぎたことには、数人の子どもたちは泥に足をとられ尻が泥水につかり、「冷たいけれど、水に浸かっていると温かい」と脚や尻を泥水に浸けたまま田植えを続けていました。

 田植えは、予定時間をオーバーして正午になっても終わりませんでしたが、手足を洗い着替えをして、岩宿博物館館長の萩谷千明さんから、田の畦端に設けた祭場の神様に田植えの報告と豊作を祈願する「オサノボリ」説明を受けて、神様に手を合わせてから、古代料理研究会(代表=関矢恵美子さん)手づくり「コジョハン(小昼飯。赤米のご飯、筍の煮物など)」が配布されました。