カラスに注意! 姿を見たら電信柱の上をみて 2022.4.5
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電信柱に巣をつくったカラス。刺激すると人を襲うことも。 |
あなたは歩くときに上を見ることはありますか。私もこれまで歩くときは、前方や足元を見て歩いていましたが、ときには電信柱の上も見て、注意して事故に逢わないように心がける必要がありそうです。
カラスに襲われる話は、これまでも耳にしたことがありましたが、「カラスの巣監視中」という標識を、笠懸南中学校や鹿団地周辺のおよそ600mの範囲で、電信柱4本に掲示されているのを発見しました。上を見ると電信柱の上に巣が作られていました。
カラスは秋から冬に集団でねぐらを作りますが、春になると繁殖期を迎え、自分の縄張りにつがいで巣をつくって産卵し、雛を育て、7月ころには幼鳥が巣立つそうです。この期間にカラスは神経質になり、通る人を敵とみなして、威嚇行動で低空飛行を繰り返し、人の後頭部を襲撃することもあるそうです。
カラスは鳥獣保護管理法によって守られた野鳥でもあるので、刺激しないようにする静かに見守る必要があります。電力会社などでは、電柱パトロールを強化しているそうですが、もし巣を見つけたら、巣のある電柱の管理者を確認し連絡してください。電力会社は、停電につながりそうもない巣は標識を設置したうえで残しておくそうです。巣を撤去されたカラスが別の電柱に営巣する可能性があるためで、“引っ越し”のリスクが無くなる営巣の季節の終了後に巣を全て撤去するそうです。