新しいしめ縄でお正月を待ちます 〜百品神社 2021.12.28
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総代さんが作ったしめ縄が飾られた百品神社。 |
みどり市笠懸町鹿にある百品神社のしめ縄作りが12月19日(日)朝9時から、神社総代8人(総代長=小内信一さん)によって同境内で行われました。
前日、水で湿らせ広げて干しておいた藁を、少しずつ加えながら編んで行く作業でしめ縄ができ上がります。今年は総代の一人の家で刈り取られた藁を使用したとのことで、例年の藁に比べ15〜20cmほど長く、仕上がりの時間短縮にもつながったようです。新しいしめ縄は鳥居、神殿、神殿内のお宮様の3か所に飾られ、新年を待ちます。また、今回は門松を飾る予定ということで、市の竹林から直径15cm以上もある青竹が用意されていました。
700年の歴史があるという百品神社の祭神は大穴牟遅神(オオアナムヂノミコト、大国主命の別名)で、地域の人の守り神として信仰を集め、例年多くの人々が初詣に足を運んでいます。総代の方々は大晦日から神社に詰め、除夜の鐘が鳴る前から並ぶ人々を迎えます。地区の納涼祭のときには毎年同神社から子ども神輿が区内巡行を始めていましたが、コロナ禍で中止になり地域にとっては少し寂しいものとなっていますが、お正月は密を避けたくさんの人が訪れることが期待されています。
恒例となった同神社のどんど焼きの準備も進められていて、12月13日(月)には青竹で円錐形のやぐらが近くの通称大田んぼに立てられ、赤城山からの空っ風に吹きさらされています。どんど焼きは1月9日(日)午後2時から行われます。