210人が参加して散策道整備 〜鹿田山フットパス 2021.10.26
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みんなの力で足腰にやさしい散策道になります。 |
10月14日(木)午前10時から、みどり市笠懸町の鹿田山にあるフットパスの整備作業が、NPO法人鹿田山環境保全ネットワーク(理事長=新井巌雄さん)に参加する多くの団体や渡良瀬特別支援学校の生徒、はーとふるチハヤの利用者など210人が参加して行われました。
鹿田山は山全体が35ha、整備されている場所が11ha、畑が3haあり、その中の山頂付近約4kmがフットパスとして整備され、ウッドチップが敷かれた散策道となっています。雨による流失や、自然分解で朽ちてなくなり地肌が見える箇所もあり、今回は清水新沼周辺の約400mにチップを敷きました。
散策道脇に置かれたチップの山から袋やバケツにチップを入れ、作業場所まで運び、平らに敷き詰めてゆく力作業の繰り返しです。生徒ら若い人たちは大きな袋に入れたチップを元気に運んでいましたが、80歳を超えるという男性は、「つかれた〜」といって額の汗をぬぐっていました。整備作業はチップを敷くことで雑草の生育を抑え、足に優しいふかふかの散策道に仕上げます。昨年は大人だけでの作業でしたが、今年はコロナを意識し大人と生徒らとの作業場所を別々にしました。
これらの人々の献身的努力によって、今ではフットパスに連日多くの人々が訪れていて、かつて耕作放棄地で不法投棄の場所でもあったとは想像もできません。晴れた日には赤城山の雄姿を望み、四季折々の花が訪れた人々の目を楽しませる憩いの場所になっています。
(ウッドチップとは、長さ2〜3cm、木材を機械で砕いた物です。)