盛んなグラウンドゴルフ 〜緊急事態宣言解除で大会も 2021.10.12

真剣に、そして和気あいあいにプレー。

 新型コロナウイルス感染症対策に伴う緊急事態宣言が解除されたことで、10月1日から市内の多くの施設が利用できるようになり、笠懸公民館の南にある笠懸グラウンドゴルフ場(あすかホールグラウンドゴルフ場)は連日プレーを楽しむ高齢者で賑わいを見せています。10月9日(土)には、笠懸グラウンドゴルフ協会主催の月例大会が午前8時30分から開かれ、老齢男女128人が熱戦を繰り広げました。

 会場に備え付けられているホワイトボードには、今月の利用状況が書き込まれていて、6区愛好会大会をはじめ7区GG部会大会、9区GG部会大会、月例大会、笠老連大会、協会リーダー候補研修と、再開した事業が堰を切ったように記されていて、競技の広がりとともに盛んなグランドゴルフ熱を映し出しています。

 グラウンドゴルフは、直線距離で15m、25m、30m、50m先のホールポストと呼ばれるリング内にボールが静止するまでの合計打数で競われる、高齢者の愛好家が多いスポーツでます。コースは3つで計24ホール。1打で入ると合計から3点がマイナスされるため、ホールインワンをいかに多くとるかが勝負の分かれ目となります。グラウンドの傾斜や小石などの障害物で球筋は必ずしも直線的でなく、そんなに易しいものでもありません。それでも月例大会参加者はほぼ全員がベテランの猛者ぞろいで、すべての状況を計算して距離や方向を合わせます。勝負は真剣そのものですが、ゲーム慣れした参加者の皆さんは和気あいあいと楽しそうにゲームに勤しんでいました。

 表彰式が競技終了後ただちに同会場で開かれて、上位者が発表されました。総合優勝は2区の村山ひさみさんで、打数は46打。ホールインワンを3回達成してつかんだ栄誉です。男子の優勝は10区の松井健さんで打数が50打、ホールインワンは2回でした。

 グラウンドゴルフは用具もさほど高額でなく、始めやすいスポーツで、また“蜜”にもなりにくく、誰でもできる屋外のスポーツです。コロナ禍には推奨されそうなスポーツといえるでしょう。笠懸町ではほとんどの区に愛好会のようなものがあり活動しています。興味のある方は地元の区長さんや老人会役員に相談してみて下さい。きっと歓迎されること請け合いです。