古代米の稲刈り、バッタや蝶も追いかけて 〜米っこクラブ 2021.10.12
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秋晴れの下、稲刈りに精を出す参加者ら。 |
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バッタを捕まえるのも楽しみ。 |
10月2日(土)午前10時から、みどり市の岩宿の里古代米水田で、岩宿博物館主催の「米っこグラブ」の親子25人が参加して、古代米の稲刈りが行われました。前日は台風16号が関東の近くを北上したため雨が降り、そのため田圃の中はぬかるんで足を取られましたが、空には雲ひとつなく日差しが強く気温も高い天候のなかでの稲刈りとなりました。
米っこクラブ参加者の多くは「岩宿の里に古代米を栽培する会」のボランティアといっしょに稲刈りに精を出していましたが、中には田んぼに入らずバッタ獲りに夢中の子もいて、笠懸小3年の女の子は、捕まえたバッタ4匹を握りながら、「あっ、ちょうちょ」と、指先でそっと蝶をつまみました。「アサギマダラかな」と近くに居あわせた大人たちも珍客のアサギマダラの話題でひとときを過ごしていました。
また、イナゴを追っていた親子に出会い、いっしょに追いかけ、捕まえて「はい」と手渡そうとすると、その男の子は手を引っ込めたので、「では、ママに渡すね」というと、「あ〜、私もだめです。持てません」と後ずさり、「パパが虫籠を持って来るから」と、振り向けばパパが走ってきました。
今月1日から新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言が解除され、稲刈り体験の参加者らは、お天気のように晴れ晴れしたようすでした。