夏にも花をつけるシクラメン、暮れの出荷に向けて手入れ中 2021.9.21
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夏は遮光しながら手入れの毎日です。 |
暮れからお正月にかけて花屋さんの店先に鮮やかに並ぶシクラメンですが、真夏から今の時期もビニールハウスの中ではたくさんの花を付けています。
夏は高温乾燥、冬は平均10℃くらいで多雨の地中海地方が原産地のシクラメンは、日本では花の少ない冬に花を咲かせ、あちらこちらで美しい花を見せてくれます。
毎年1万鉢ものシクラメンを出荷しているみどり市笠懸町の花農家さんは、昨年11月に播種して9cmほどのポットに育った苗を仕入れ、6〜7月に大きな鉢に鉢上げするそうです。シクラメンは葉の数だけ花をつけると言われていて、成長して葉が増えると花芽もつけて花を咲かせます。夏の間はそれらの花を除きながら株の中までよく日が当たるようにと一株ずつていねいに手入れするのが欠かせないといいます。出荷は11月下旬から。市場へ出すほか、お歳暮用にと直接買いに来る常連さんも多いとのことです。
季節は夏から秋、そして冬へと少しづつ進んでいます。