ワクチン接種に新たな支援策、LINEでの予約も 〜みどり市 2021.6.15
新型コロナウイルスのワクチン接種が進む中、みどり市は6月9日(水)、会場までの移動手段の確保が難しいなどを理由に、積極的に接種予約を行うことができない人の解消を図るため、福祉有償運送事業の活用や「電話でバス」の利便性向上、聴覚障害者に対する接種予約支援などの新たな支援策を打ち出しました。
福祉有償運送事業者の活用は、市の高齢者福祉タクシー料金助成事業や重度障害者(児)福祉タクシー助成事業によりタクシー券の支給を受けている者を対象に新型コロナワクチン接種確認証を発行し、NPO法人が運営する福祉有償運送により接種会場への移動手段を確保するものです。このワクチン接種確認証を提示することで無料となります。
「電話でバス」を利用する場合の対象者は、令和4年4月1日時点で年齢が65歳以上(昭和32年4月1日以前の生まれ)で、市内に住所がある方。通常は3日前から予約の受付をしているところ、ワクチン接種の予約成立した日から「電話でバス」の利用予約を可能とするものです。こちらは料金は通常通りです。
また、電話での予約が困難な聴覚障害者に対する支援として、身体障害者手帳を持っていて接種券が送付されている聴覚障害者が対象となっていて、ワクチン接種の意向や接種にかかる相談をFAXや電子メール、職員の訪問によって順次実施します。また、必要な方には予約も代わって行うことにしています。
LINEでのワクチン予約を開始
みどり市では6月14日(月)からLINEによる集団接種予約受付を開始しました。市では、5月31日(月)からコールセンターの体制を増強しましたが、さらに高齢者接種を加速させるためLINEによる予約受付を開始したものです。
また、高齢者の中にはLINEでの予約になじめない人も少なくないため、スマートフォンのない高齢者、持ってはいるものの操作が苦手な高齢者の予約代行支援を各庁舎窓口で始めました。場所は、笠懸庁舎の1階特別ブース、大間々庁舎大間々市民生活課、東支所東市民生活課の3か所です。用意するものは、接種券、身分証明書、お持ちであれば自身のスマートフォンとなっています。
新たに摂取対象を拡大
新型コロナウイルスワクチンの高齢者接種の予約と並行し、接種後の高齢者が安心して福祉サービスを利用できる環境を整えるため、予約の空き枠の一部を使って以下の職種の人たちへのワクチン接種を順次開始することにしました。対象となるのは、民生委員児童委員、地域包括支援センター、市内居宅介護支援事業所ケアマネジャー、みどり市介護認定調査員、障害者相談支援事業所相談員、障害者入所施設従事者、保育従事者、教員(幼稚園含む)、介護・障害部門の訪問通所系サービス従事者などとなっています。